緊急対策本部ニュース No.19
2011年10月15日(土)
日本キリスト改革派教会の皆様への御礼と活動報告
仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク(東北ヘルプ)
代表 吉田 隆(改革派・仙台教会牧師)
主の御名をあがめます。私共「東北ヘルプ」は、仙台圏のカトリックとプロテスタント教会の緩やかな連合体である仙台キリスト教連合が中心となってできた超教派的な支援組織です。主の不思議な導きのもと震災後一週間で設立され、被災地における様々な必要と供給の情報の一元化・教派的支援体制を持たない被災教会のための募金の受け皿・教会を通しての地域支援という三つの目的のもとに、1〜2か月の緊急支援を行おうと始められました。しかしその後、導かれるままに活動は広がり、また多くの方々からの御支援・御協力をいただきながら7カ月を迎え、この9月には事務局を財団法人化するに至りました。
日本キリスト改革派教会の皆様には、設立当初よりお祈りとお励ましをいただき、また大会を通して多額の御献金をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。以下に、現時点での私共の活動の概要を御報告いたします。
※ ※ ※
1.教会直接宣教支援
東北6県にある被災教会すべて(とりわけ教派的支援体制を持たない教会)に対し、全世界から捧げられた義捐金(現在約6千万円)のうち5千万円を、お見舞・会堂修改築・支援活動などの援助金として配分しています。現在まで被災した79教会に対し見舞金(10万円)を、被災地の支援活動をしている3教会に活動支援金(100万円)をお送りしました。今後、建物の被害が大きかった16教会に2千万円、また人的被害があった教会に1千万円を配分する予定です。その他の義捐金は、下記のプロジェクトのために用いています。
2.姉妹教会プロジェクト
教派的つながりが希薄な被災教会のために長期にわたる支援体制を作るために、私たち東北にある教会間の交わりもさることながら、主として首都圏の教会との“姉妹教会”関係を結ぶお手伝いをしています。今後の東北における宣教と教会形成の新しいあり方として、豊かな実が結ばれることを願っています。後援:日本福音同盟(JEA)。
3.弔いプロジェクト
身元不明の遺体の葬儀・行き場のない遺骨の受け入れ・「心の相談室」としての仮設住宅への出張喫茶やラジオ番組を、宮城県宗教法人連絡会の協力のもと超宗派で行っています。 また、震災からの節目ごとに記念の追悼行事を超教派・超宗派で行っています。
4.放射能汚染対策プロジェクト
現在準備中のプロジェクトです。放射能汚染下にある諸教会のために何ができるかを模索してきましたが、福島県のいわき市にある教会ネットワークと提携して「食品放射能計測測定所」をいわきと仙台に設置することになりました。妊産婦や小さいお子さんのいる家庭や施設を中心に、食品の放射線量を無料で計測するサービスを12月頃から始めます。計測中にお話を伺うことでカウンセリングをすることも考えています。後援:日本キリスト教協議会(NCC)震災対策室。
5.ディアコニア(民生支援)
震災後数か月は、日本国際飢餓対策機構・サマリタンズパース・クラッシュジャパンなどのキリスト教救援団体の協力のもとで教会を通しての地域支援が有効になされました。その後も仮設住宅における支援活動(警備・教育補助・食事提供等)が継続的になされてきましたが、この秋からはさらに多方面にわたる支援活動(例えば、外国人被災者支援事業)に携わる諸団体をサポートする働きへと移行しつつあります。
以上の諸活動が、皆様のお祈りと御支援に支えられつつ、すぐれた事務局スタッフとプロジェクトごとの担当者によって運営されています。小さな東北の諸教会が震災を機に共に労することができるようになったことは、多くの悲しみや苦しみにもかかわらず、主から私たちに与えられた大きな喜びであり特権であると感謝しております。今後とも皆様のお祈りをお願いいたします。
なお、私共の活動の詳細につきましてはホームページ(http://tohokuhelp.com/ または「東北ヘルプ」で検索)を御覧ください。
定期大会に向けて
☆ 東日本大震災「第二期募金」の提案が、拡大緊急対策委員会と大会執事活動委員会との連名で、来週行われます定期大会に当日配布の議案として提出されます。定期大会のためにお祈りください。
☆
拡大緊急対策委員会の任期は、定期大会までです。同委員会は今大会に報告を提出し、その働きを終えます。よって、同委員会のもとで発行される緊急対策本部ニュースは、今回で最後となります。今後は、大会執事活動委員会からの連絡となります。
毎日の作業後に、ボランティアで来てくださった方々に「作業日誌」を書いてもらっています。その中から、いくつかの文章をご紹介させていただきます。
〈6月〉
・○○さんが「またここで暮らしたい」と言っていました。前向きになってきた証拠。芽生えた希望に寄り添いながら活動していきたい。(30代女性)
・○○さんが竹の子の煮物を作ってくださった。○○さんがアイスクリームを差し入れてくださった。やっと慣れたらもう帰ることになった。本当にやりたいことがやっとできたという気持ち。(40代女性)
・大工さんの的確なアドバイスが心強かった。きっとお家の方もそう感じていると思う。(30代女性)
・床下であおむけになって天井をながめていると落ち着きます。(30代男性)
・庭の土が「とてもきれいになったね」と奥さんがうれしそうでした。腰が重くなってきた。(30代男性)
・昨日と同じお宅に伺いましたが、昨日よりもよく話し、笑顔で応えてくださったのが本当にうれしかったです。ヘドロかきは泥と混じって難しいです。明日帰りますが、また来たいと思います。継続するのは大変だと思いますが、また協力させてください。(30代女性)
・今日、○○さんが「きれいになったから、戻ってきたくなっちゃった」と話をしていた。はす向かいの○○さんも「いつ戻ってこようかしらね・・・」と話していたようだ。元の町に少しずつ近づいていけたらいいな。(30代女性)
・新しいお宅に入った。足腰の悪いご主人は、甥っ子と2人でヘドロをかき出していたらしい。大変だったと思う。今日の活動で少しでも気が休むことができたらと思う。(30代女性)
〈7月〉
・「壁を外したら臭いが良くなった」と、とても喜んでいらっしゃいました。体もあまり良くないようなので疲れないようにしてほしいです。(30代女性)
・ひたすら室内掃除をしました。少しずつきれいになっていく過程を見ていて達成感を味わいました。また、○○さんの表情もだいぶ良くなってきました。(20代女性)
・現地の方と話しをすると見えてくることがある。(30代男性)
・台所や棚や壁を磨き、泥のついた食器を玄関横で洗いました。1日少しずつしか作業ができませんが、少しずつきれいになることがわかります。早く○○さんが住むことができるよう頑張りたいという気持ちで作業しました。(20代女性)
・田んぼのヘドロの臭いがきつかった。隣の家の方から「ご苦労様です」と声をかけられました。みなさんの働きが認められていると感じました。(30代男性)
・子どもたちがたくさん、本当に可愛かった。いっぱい笑って笑顔がたくさんで楽しかった。子どもたちのパワーはすごい。スーパーハイテンションだった。クラスの友達の半分くらいがいなくなったと一人の子が言っていました。たくさん楽しいこと、元気になれることを一緒にしたい。(30代女性)
〈8月〉
・ペットの犬と猫と遊びながら作業をしました。ペットと遊ぶことや○○さんと話すことのほうが、作業以上に○○さんにとって楽しく、「助かった」という言葉が印象的でした。今でも地震当日のことについて自分を責める思いや、後悔があることを聞いて、続けて話をして、寄り添うことが必要だと思いました。(20代男性)
・壁の解体中にぬいぐるみが3つと子どもたちの絵などが出てきた。ご家族の方がお話しながら見ていたのが印象的だった。家族の元に戻って良かった。(30代女性)
・ゴーグルはくもり、視野が狭くなり、脚立を使うとこわかった。解体は思っていたより時間がかかり大変だった。早くご家族で住めるようになればいいなと思った。(20代女性)
・ワーク一日目で被災状況を目にし、被災の大きさを肌で感じ言葉を失いました。小さな者だが、神様がつかわしてくださったことの意味を考えながらワークした。(20代女性)
・思い出の詰まった家を少しでもきれいにしてあげたいと感じました。これからも丁寧な作業を続けていきたいです。(20代女性)
・○○さんがスイカの差し入れを持って来られ、畑に植えたい作物の話などをしてくださったので、自分たちのしていることが希望につながっているとの思いを持つことができた。(30代男性)
・作業中、地震の日の話をされていました。「この雑草の様に強くなりたいわね」という言葉が印象的でした。(20代女性)
・教会の証が心に届いている。(20代男性)
〈9月〉
・今日はCRC の方々と一緒に作業しました。みなさんとても一生懸命やってくださり、力のいる作業など、自分から率先してやってくださっていたことがとても印象的でした。日本の復興のために世界中の方々が動いてくださっているということをしっかり心に留めて、感謝しなければいけないと思いました。(10代女性)
・2週間ぶりにまた機会ができて参加しました。この前、○○さん家で作業しましたけど、また会えて本当にうれしかったです。私の名前を覚えていてくれて嬉しかったです。(20代女性)
・○○さんが本にまつわる思い出をたくさん話してくださいました。話をしながら気持ちの整理もされていくといいなと思いつつ、話に耳と心を向けて、本の泥を落としました。寄り添うことを考えながら作業をした一日でした。(20代女性)
・初めて被災した子どもとふれあい、悲しい事実を話されるとどう自分が被災地とつながっていくかということを考えさせられました。(10代女性)
・初めて壁を壊す作業をした。それぞれの部屋にそれぞれの思い出があるんだろうなと、少しつらくなった。本や家などはただの「もの」ではなく思い出のつまった「生きてきた証」なのだなと改めて思った。少しでも助けになったらうれしい。今後もこの体験を他の人に伝え、自分もまた戻ってボランティアをしたい。(30代女性)
・壁壊しは初めてやったのですが、大切にされていたお家を壊すのは胸が痛かったです。「壁を壊されていくのはつらいので見ないようにしている」とのことでした。すこしでも○○さんの心に寄り添いたいと思いました。(30代女性)
・今日は家の壁の拭き掃除をして、とても地道な作業で大変でした。こんな作業をしていることを知らなかったです。このような地道な作業一つ一つが復興につながっていくのだと思いました。(30代女性)
・日本人が日本のために働いていることを見てすごく感動しました。外国人だけど優しくしてくれて本当にありがとうございます。日本のために東仙台のために熱心にお祈りします。(20代女性)
・半年たったし、もうやることはないんじゃないかという気持ちで仙台に来ましたが、予想に反してやることはまだまだ多く人の手が必要とされていることを感じました。(20代男性)
・休憩時間にも地震当時の話をよくされていて「今だから笑って話せるけどね」と言う言葉が印象的でした。(20代女性)
東仙台教会長老 鈴木政美・山?孝文
私たちは、この度の巨大地震によって大きな被災をされた方々のために祈りをささげてまいりました。その中で神様は東仙台教会における救援活動を起こしてくださり、東仙台教会ボランティアセンターの設立へと導いてくださいました。そして多くの方々の祈り、たくさんの尊い献金、ボランティアの方々の尊いお働きに支えられて、これまでの復旧復興活動を行うことが出来ましたことを心から感謝申しあげます。
今、この活動が、どのように導かれ始められたかを振り返ってみたいと思います。立石彰牧師は、地震直後(3 月11 日)に教会の近くに住む会員たちの家を尋ね、安否を確認しました。翌日、牧師は中村里子姉の安否を確かめるため、教会の青年と共に、寸断された道を迂回しつつ野蒜に向かい、中村姉が避難されて無事であることを確認しました。その中で、野蒜にある定林寺というお寺に避難していた方々に会い、その道々の光景を目の当たりにして、牧師の心に救援活動の愛の心が芽生えたのではない
でしょうか。
地震後二日目の3 月13 日の主日には十数名の兄弟姉妹が会堂に集められ、寒い中でしたが、布団に包まって礼拝を守ることができ、感激・感謝でした。礼拝後に情報交換が行なわれ、会員たちの状況を把握することができました。そして、支援活動に対する牧師の思いが伝わってきました。その週にOPCJM(正統長老教会日本ミッション)等から多くの救援物資がトラックで届けられ、教会近隣の避難所や、野蒜方面の避難所に物資を届けました。また、町内会の協力によって、教会近隣の一人暮らしの高齢者などにも物資を届けることができました。牧師は合間を縫って青年の方々と、石巻・東松島の避難所や、牡鹿半島などの孤立した地域にある避難所に物資を配送するボランティア活動をしていました。
3月27日礼拝後に全体懇談会が持たれ、震災救援活動について話し合いました。その中で、一部不安の声もありましたが、話し合って行くうちに、東仙台教会として会員一致して救援活動を行おうという思いへと導かれました。その後、大会からの経済的援助をいただき、山中恵一先生・熊田真介兄をはじめとして、ボランティアの方々が大勢集められ、被災した中村里子姉の家屋、石巻伝道所の復旧作業が開始され、徐々に中村姉の近隣の方々の家の復旧に携わって行くようになりました。立石彰牧師が体
調を崩したアクシデントもありましたが、6月の臨時大会で「東仙台教会ボランティアセンター」の設立が許され、多くの方々の祈りと、献金、ボランティアとそのスタッフの方々のお働きに支えられ、今日に至っております。
しかし、「キリストの教会として牧師は牧会を成しているのか」とご心配くださり、お祈りに覚えてくださっている先生方もおられると思います。私たちも、牧師の健康は大丈夫なのか等、不安になることが多々ありました。しかし、多くの先生方の暖かいご支援をいただき、説教ご奉仕をしてくださり、毎週恵まれた礼拝を持つことができて嬉しく思っております。また、ボランティアの方々と共に礼拝堂満席で礼拝を守れる喜びを味わっております。感謝いたします。
私たちの教会は今、教会から外に出て行き、いろいろの愛の業を通して行う伝道、伝道のいろはを改めて強く教えられ、実践するように導かれていると思っています。このことは、四国中会が派遣してくださったトビー・デベット先生からも力強く教えていただきました。東仙台教会がこのような愛の業へと導かれたことは、主のご計画・導きにより立石彰牧師を招聘したときから定まっていたようです。「牧師として招聘する」ということは、こういうことなのだと改めて教えられ、恵みを感じております。私たちは、小さく弱い教会ですが、このことをしっかりと受け止め、道が開かれれば新しい計画の歩みを始めようと願っております。
今後の活動についても、引き続きお祈りくださいますようお願いいたします。
主イエス・キリストの御名を讃美し、感謝いたします。
ボランティア活動、会計報告 2011 年6 月12 日から9 月30 日までの、ボランティア活動会計を報告します。 6月12日〜9月30日 決算 収入 拡大緊急対策委員会より 1,463 第一期募金より 1,000,000 100 万円募金 3,493,842 他教派からの献金 1,671,910 V参加者からの献金 138,000 (改革派教会以外の参加者) 収入合計 6,305,215 支出 1.活動費 交通費(*1) 342,776 *1 ガソリン代、高速料金など 2.救援物資 日用品 9,189 炊き出し、キャンプ 22,335 3.V関係 交通費援助 197,300 スタッフ交通費 191,400 スタッフ手当 450,000 大工交通費 150,000 大工日当 570,000 食材 222,475 備品 514,098 電動工具 198,046 アパート経費 211,810 入浴代 34,900 通信費 65,547 4.その他 諸手数料、配送料等 82,755 5.10 月以降の活動に繰越 3,042,584 支出合計 6,305,215
東仙台教会牧師 立石彰
3月11日の地震と津波が起こってから、もうすぐ7ヶ月が過ぎようとしています。6月の臨時大会で「ボランティア活動のための100 万円募金」が承認され、これまでに本当に多くの兄弟姉妹、教会・伝道所から尊い献金を送っていただいたことを心から感謝いたします。
私たちが半年間活動してきた野蒜・東名地域は、主に「野蒜運河」の北側に位置しています。運河の南側ではほとんどの家屋が全壊・流出してしまいましたが、運河の北側では二階の床下まで津波がきたものの、家屋自体はそのまま残っている家が多くあります。この地域の方々は、残った家屋にそのまま住んでおられるか、近隣の仮設住宅に入居しており、なんとか家をリフォームして、もう一度その土地で生活したいと願っておられます。
しかし、この地域は、いまだに市の復興計画が定まっていない地域です。JR 仙石線(仙台石巻線)の野蒜駅と東名駅がどのルートで復旧するのか、どの地域が居住区として認められるのか、新しい堤防がどこに作られるのかなど、これから生活していくために必要な情報がほとんど何も決まっていません。市の復興計画は年内には発表されるといわれていますが、おそらく年明けになるだろうと考えている人が多いようです。また、復興計画が発表されても、線路や堤防を作るための土地の買収などには数年かかり、工事が始まるのも2、3 年先、そして工事が完了して落ち着いて生活できるまでには少なくとも10 年はかかると思われます。このような状況の中で、数百万円から一千万円ほどかかるリフォームを行うかどうか迷っている方が大勢おられます。
現在、私たちが行っている活動の一つは、そのような方々の家屋の一階部分の解体(海水に浸かった天井の床、壁の石膏ボードと断熱材、床板、水回りの撤去)と床下の泥だしです。地震から半年が過ぎた今でも、壁や床下の断熱材に海水が含まれているので、このまま数ヶ月・数年もそのままの状態で放置しておくと家屋の骨組みになっている柱まで腐ってしまいます。
これまで、私たちは、長期滞在して献身的に協力してくださった専門の大工さんたちと一緒に、リフォームすることを前提とした解体作業、また「効率さよりも丁寧さ」を重視した活動を続けてきました。
「いつリフォームするか、本当にリフォームするかどうかも分からない。それでも、もしお願いできるなら・・」と言って、私たちに作業を依頼してこられる方が大勢おられます。9 月末現在で、解体・泥だしの作業で関わったお宅は50 件を超えましたが、このようなニーズは少なくともあと1 年は続くだろうと思われます。
7 月頃から、地域の子どもたちに対するボランティア活動を始めています。解体・泥だしの作業をする中で、その家族の子どもたちと仲良くなり、地域の子どもたちに対するボランティア活動として、スポーツ大会を開催したり、子どもたちをキャンプに連れて行ったりしています。野蒜・東名地域の公園や小学校は、遊具がほとんど流され、今でも細かい瓦礫やガラスの破片が散乱しており、子どもたちがおもいっきり走り回れるような場所がありません。仮設住宅に住んでいる子どもたちも、騒ぐことができず、大きなストレスを抱えています。そのような子どもたちと一緒に、美しい自然の中で数日間一緒に生活することは、子どもたちの心のケアとこれからの成長のために今後さらに必要なことだろうと考えています。
8 月に二泊三日で行った教会学校のキャンプには、野蒜・東名から13 人の子どもが参加し、9 月に一泊二日で行った子どもキャンプには、23 人の子どもたちが参加してくれました。
「地震前に子どもたちが通っていた塾や習い事などの教室もすべてなくなってしまい、学校が終わった後に子どもたちが行く場所がない」という声を多くのお母さんたちから聞くので、今後は、毎日の解体・泥だし作業と平行して、特に子どもたちを対象とした活動も始めていきたいと思っています。
また、毎月一回行っている「地域の方々と一緒に食事をする」という活動も、今後さらに充実させていきたいと考えています。作業を通してこれまでに出会った方々を招待して、バーベキューや「芋煮会(東北独自のイベント?)」を企画しています。この時には、東仙台教会の会員の方々も参加してくださり、地域の方々と一緒に食事を食べながら交わりを深めています。
様々な活動の中で、私たちが大切にしているのは、このような作業を通して、家の方々と出会い、話をし、関係を築くことです。この地域の方々の心の痛みを想うと、私には、今は、直接聖書の福音を語ることはできません。一緒に祈ることも、ただ神様の話をすることもなかなかできません。しかし、東仙台教会との関係を深めていく中で、いつの日か、主イエス・キリストが、あの紫布を商う人リディア(使徒16:14)の心を開いてくださったように、この地域で出会った方々の心を開いてくださることを、祈り続けていきたいと思います。
2011年10月1日(土)
――淀川キリスト教病院伝道部長の田村英典教師よりの報告をお届けします――
「淀川キリスト教病院・東日本大震災被災地支援について」
多額のご献金をいただき、心より感謝致します。以下に支援の概要をご報告致します。
震災の翌々日3月13日(日)午後、臨時拡大経営会議を招集し、災害発生時の院内規程に準じて直ちに支援を決定。竹田綜合病院(福島県会津若松市)からの支援要請に応じる形で、医療支援チーム派遣と人工透析液などの医療物資輸送を行うこと、応接室に支援チーム派遣本部を設置し、交通・宿泊の手配など後方支援に当ることも決めました。
3月14日(月)、第1班(医師2名、看護師2名、事務1名)が大阪を出発。東海道・上越新幹線で新潟へ行き、レンタカーで会津若松へ入り、学校で避難民への医療活動を行い、大阪からトラックで運んだ人工透析液、流動食、医療品等(約1トン)を病院に届けました。
翌週、第2班を調査チームとして派遣し、福島県、宮城県を巡り、最終的に津波被害の甚大な岩手県釜石市の日本基督教団・新生釜石教会(柳谷雄介牧師)を支援することに決定。教会の復興支援及び被災され自宅で過ごしておられる方々への訪問医療支援を中心に、以後、17班(約70名)が釜石市から1時間ほど内陸部の遠野市の民宿に寝泊し、約4か月間、途切れることなく支援活動を行いました。JOCS(日本キリスト教海外医療協力会)とも連携・協力しました。7月に入り、釜石市の医療機関が機能を回復させ始め、医療ニーズが落ち着き、新生釜石教会も一歩一歩復興に向けて歩み出したことから、今後の支援のあり方を模索しつつ、7月8日、支援活動に一区切りつけることにしました。釜石の地を離れるに際し、新生釜石教会の隣の釜石のぞみ病院(旧釜石市民病院)の救急車が津波で使用できなくなっていたため、大阪から釜石へ持って行った当院の古い救急車を寄贈しました。
訪問診療、教会支援、被災者宅や教会・教会周辺の片付け・清掃・瓦礫の撤去、テント設営、薪割り、支援物資の運搬・整理・仕分け・提供、教会で活動するボランティアの食事の準備、テントでの傾聴など、様々な支援をすることができ、ありがとうございました。
被災した新生釜石教会での礼拝
※改革派の各教会・伝道所に配信されたニュースにはもう1枚写真が掲載されていますが、プライバシー保護の観点からブログへの掲載は見合わせています。
―「被災委託金」が下記のように用いられましたので、報告いたします――
《申請教会分》
目的:近隣の被災者と他教派教会への支援 合計110万円(申請4教会)
?盛岡伝道所(東北中会)計20万円
〈被災者支援〉盛岡伝道所他住会員の姉妹たち(岩手県大船渡市在住、福島県いわき市在住)の近隣の方々への食料品提供5万円、その他くじら館への寄付等6万円、「3.11いわて教会ネットワーク」関係の物資購入等3万円
〈他教派教会支援〉宮古コミュニティチャーチへ献金 6万円
?亘理伝道所(東北中会)計40万円
幼稚園園児の6被災家族への支援(1家族につき6〜7万円の支援)
?ひたちなか教会(東関東中会)計40万円
ひたちなか市内超教派牧師会で市内教会の被害程度を調査した結果、被害程度・修理能力の有無を考慮して、次の2教会の支援を決議。「日本福音キリスト教会連合 大洗キリスト教会」30万円、「日本福音キリスト教会連合 那珂湊キリストの教会」10万円
?新浦安教会(東関東中会)計10万円
近隣の被害程度の大きかった「聖約浦安教会」に支援。
《大会執事活動委員会分》
目的:孤児と障がいを持つ方々への支援 合計100万円(4施設)
?「社会福祉法人いわき福音協会」25万円
(〒970-8001福島県いわき市平上平窪字羽黒40番地44、TEL0246-23-1903、AX0246-23-1905)
*福島県下のキリスト教社会福祉法人。原発の不安の中、障害者のための様々な支援活動中。
?「社会福祉法人仙台キリスト教育児院」25万円
(〒981-0906 宮城県仙台市青葉区小松島新堤7-1、TEL 022-234-6303、FAX 022-234-630)
*キリスト教児童養護施設として百年以上の歴史。家族と共に生活できない子どもたちのため、乳児院、児童養護施設、情緒障がい児短期治療施設、地域小規模児童養護施設等運営。
?「日本ファミリーホーム協議会」25万円
(協議会会長は、白石契約伝道所会員・卜蔵康行〈ぼくら やすゆき〉兄)
*親の養育放棄や虐待など様々な事情によって、社会的養護の必要のある子どもたちに、家庭を提供して成長を支え、自立支援する里親の「小規模住居型児童養育事業」(ファミリーホーム)としての働き。
?「特定非営利活動法人 みやぎ発達障害サポートネット」25万円
(〒980-0013宮城県仙台市青葉区花京院1-4-1、TEL 022-265-5581、FAX 022-352-7088)
*「自閉症を中心とする発達障害児・者」支援のためのNPO。自閉症を中心とする発達障害児・者の保護者・専門家・支援者等が、子どもたちの地域で「安心した楽しい」生活の実現を目指して始めた学習会が母体。
緊急対策本部ニュース No.17
2011年9月24日(土)
臨時大会後は、中会毎のさまざまな支援がなされてきました。ここで、詳しく紹介できませんが、人的な交流が進み、主にある祈りが顔と顔とを合わせて現地の皆様にも届けられたことと存じます。被災地におきましては、まだまだ困難な状況が続いていますので、引き続いての祈りの支援をお願いいたします。
ご心配いただきました石巻伝道所に関しては、地域全体の復興計画が未定で、現時点で事を決めることができない状況となっています。白津先生御夫妻は、安全な生活環境を得るために、教会を離れ、仮住宅に移られることとなりました。北中山伝道所は、地盤調査をし、より抜本的な被災対策を施したリフォームを行えるように準備をしています。仙台教会は、OPCの支援によって応急措置を行い、その後、状況が整い次第、大規模工事に取り組む予定です。東仙台教会小会管轄下でのボランティア活動は、皆様のお祈りと募金への支援により、祝福されて進められています。臨時大会では、冬が来るまでに目処を付けたいという報告がありましたが、ボランティア活動は9月末では終わらず、なお継続してなされる見通しです。
東北中会におきましては、8月30日に第一回臨時会を開催し、復旧と復興の二本柱からなる「東北中会復興計画」が策定されました。また、宣教師の先生方を中心として進められてきたサポート・センターの姿が、亘理に中古住宅を購入し、活動拠点を設置するなど、具体的に見えてきました。この活動は、地域住民のニーズに合わせた多目的な支援です。被災地に支援施設を置き、まずは2〜3年間継続して行う予定です。この働きのために、OPCとCRCとMission
Japan(南アフリカ・オランダ改革派教会とその他の南アフリカの教会による宣教団体)と高神の宣教師たち、そして、東北中会と大会執事活動委員会と外国教会関係委員会とが密接に連絡を取り合って協議を重ねてきました。これまでは、実質的な意味で、宣教師の働きが主導的な役割を果たしてきましたが、これからは、日本キリスト改革派教会がより積極的に関わることが求められています。これらのことは、定期大会で報告され、改革派教会の関わり方が審議されます。
大会としての支援は、第二期募金案を策定することにより具体化されます。現在、関係者の間で構想が練られています。大会で承認されましたら、再度、募金への御協力を宜しくお願いいたします。なお、第一期募金は、6月7日をもって締め切られ、その後に届く募金は第二期募金に繰り入れられる旨が、臨時大会で承認されました。幸いなことに、締切後の募金額は、8月末現在で約3,400万円になっています。主としては、下記の他教派や海外からのもので、大口の募金もありました。第二期募金は、既に与えられています大きな恵みの上に行われます。
Relief Arm of the Gereformeerde Gemeenten (オランダ)、
De Verre
Naasten(オランダ)、
Landelijk kerkelijk
bureau Ghandistraat (オランダ)、
St
Paul's Anglican Church Kogarah(オーストラリア)、
ワシントン日本人キリスト教会、
南ア・オランダ改革派教会(サポート・センター指定)、
James
& Helena Horgan (イギリス:個人)、
Lardner C Moore, Mollie Moore(USA:個人)、
2011年6月18日(土)
臨時大会報告
祝福のうちに臨時大会が終わりました。書記団から正式な臨時大会報告が届くでしょうが、ニュースの形で募金とボランティアに関することをお伝えいたします。
【第一期募金】
第一期募金総額52,298,879円の内、海外からの募金が、20口で18,645,886円、ありました。海外の教会や個人からの祈りと献金にも支えられて、募金が祝されました。感謝いたします。
「募金の理念」(6月13日改定)が大会の承認を受け、そこに記されている短期の支援に基づき、募金の分配がなされます。
?.緊急被災支援(短期) 計 52,298,879円
1.改革派教会内における支援 36,370,000円
1)被災信徒支援 13,970,000円
(31人、1〜200万円の範囲内で)
2)自給伝道所並びに教師支援 1,000,000円(2人)
3)礼拝場所確保並びに会堂の補修のための支援
21,400,000円(18教会、5〜750万円)
2.改革派教会外への支援(26.6%) 13,900,000円
仙台キリスト教連合会 6,000,000円
東北全体を視野にいれた被災教会及び信徒への超教派的支援
国際飢餓対策機構 1,700,000円 (CRCとの関わり)
淀川キリスト教病院 800,000円 (PCUSAとの関わり)
東仙台教会(V・C) 3,300,000円
臨時大会までに発生した実費 2,300,000円、
今後の働きのための支援 1,000,000円
被災支援委託金 2,100,000円
申請した4教会へ 1,100,000円 、
大会執事活動委員会へ 1,000,000円
3.その他(現地対応費、指定献金他)
2,028,879円
【第二期募金】 10月の定期大会で、概要が定められる予定です。
【東仙台教会ボランティア・センター(V・C)】
東仙台教会V・Cの働きは、東仙台教会小会の直接的な監督下におかれます。これからは、東仙台小会管轄下のV・Cが、ボランティアの受付登録と管理、支援募金の管理を行います。従って、豊川教師が担っておられたボランティア募集窓口は変更となり、また、新たな募金口座が開設されます。秋口までに100万円の募金の訴えがなされています。新体制下でのV・Cの働きや募金口座名などに関しては、今後のニュースでお知らせいたします。
2011年6月11日(土)
東日本大震災緊急援助募金(第一期募金)報告
【収入について】
「ニュースNo.14」で、「6月6日付分までのものを第一期募金額として確定し、臨時大会に報告いたします」、とお伝えしました。その後、送金が一日遅れるが第一期募金に入れてほしいという個別の連絡があり、それを受け入れました。その結果、第一期募金は、6月7日現在、52,298,879円、となりました。
短期間のうちに、5千万円を超える募金が与えられましたことを、心から主に感謝します。3月11日以来、祈祷会において、また、朝拝の牧会祈祷において、教会としての祈りが献げられてきました。募金は、皆様からのお祈りと共に届けられたものです。このことを行わせてくださった神の御名を崇めます。
また、募金に協力くださいました皆様に感謝いたします。それぞれに困難を抱えている改革派教会の群れが、心を一つにして献げることができました。また、他教派からも海外からも、多くの募金をいただきました。臨時大会にて、募金者を報告します。団体の場合は、団体名と募金額を記し、個人の場合は募金者名のみの記載とさせていただきます。
【支出(分配)について】
今回は、「東日本大震災支援募金の理念」(2011年4月11日策定)において定められた緊急被災支援の短期に該当するもののために、支出します。第一期募金総額は、目標額の6千万円を満たすことができませんでしたが、信徒一人一人が、心からの精一杯献げて下さった募金であると思っています。従いまして、被災の実情を踏まえ、収入と支出のバランスも考慮して、配分の全体像を下記のように変更します。これは、臨時大会に報告される支出案に過ぎず(確定ではない)、臨時大会の審議により、修正や変更になるかもしれません。
教会関係の被災支援額が支出予定額以内であり、こちらで定めた基準に従って個々の数字を積み重ねただけですが、募金総額と同じ募金分配額を設定することができました。社会支援費等は、第一期募金総額の25%相当という『募金の理念』を念頭に、若干多めに調整しました。
(目標額) (実際の支出予定額)
信徒・教会被災支援 42,500,000円 → 35,270,000円 (注)
社会・超教派支援 15,000,000円 → 14,000,000円
その他 2,500,000円 → 3,028,879円
合 計 52,298,879円
注)信徒:11,500,000円→13,870,000円、教会:31,000,000円→21,400,000円
募金に際しては、集める時より分配する時に、より大きな課題と直面することになります。
募金を導いてくださった主が、相応しい募金分配へと導いてくださるように、お祈りください。
2011年6月4日(土)
東日本大震災緊急援助募金(第一期募金)報告
皆様からのお祈りと共に届けられる第一期募金は、5月末で終了しました。6月1日現在、46,962,623円が献げられています。日本長老教会や神戸基督教改革宗長老会からも届けられていますことを、ご報告いたします。また、感謝なことに、現在も送金は続いております。6月6日付分までのものを第一期募金額として確定し、臨時大会に報告いたします。
ところで、ニュースNo.11で、「残余金または不足金が生じた場合、いずれも第二期募金に引き継がれます」、とお伝えしていました。第一期募金目標額60,000,000円への不足金補填を含め、臨時大会にて募金について審議する予定です。その際、中長期的視野に立つ第二期募金案とするか、今年度定期大会までの第一期募金補正案とするか、関係者で調整して臨時大会に備えたいと考えています。
6月7日以降の届けられる募金に関しましては、新たな募金が始まるまで、今までの口座に一時プールしておきます。口座窓口は、閉鎖されることはありません。募金の必要は続きますので、引き続きご協力を宜しくお願い致します。
東仙台教会におけるボランティア報告(文責:立石彰 東仙台教会牧師)
教会の頭であられる主イエス・キリストの御名を賛美いたします。力強い祈りと尊い献金によって東仙台教会のボランティア活動を支えてくださっている兄弟姉妹の皆様に心から感謝しつつ、現在行っている活動について報告させていただきます。
現在、私たちは東松島市東名地区でボランティア活動を行っています。東名地区は、東仙台教会の会員が住んでいる野蒜という町の隣にあり、東仙台教会からは車で約45分です。この町は石巻と同じように津波の被害を大きく受けた地域ですが、行政のボランティアがなかなか 派遣されてこない地域でした。もともと200〜300世帯が暮らす小さな町でした。現在は、住民の半数以上が他の地域に引っ越したり、仮設住宅が当たるのを待ちながら避難所や親戚の家で生活しているため、町に住んでおられるのは100世帯もないと思われます(執筆者個人の感想)。
東名地区での活動は、4月14日(木)から始まりました。それまでは救援物資の配達、石巻伝道所の清掃、野蒜の会員の家の清掃等が活動の中心でした。ほとんど毎日この東名の町を車で通り過ぎて野蒜や石巻に向かっていました。4月14日に何人かのボランティアの青年たちと一緒に、一人で家のヘドロを出していたおじさんに、「何か手伝えることはありませんか?」、と声をかけたのが始まりでした。
地震直後から火事場泥棒やボランティア詐欺(「ボランティアです」と名乗って家の中に入り金品を盗む)が出没していたこともあって、最初は警戒されました。駐車場や側溝にたまったヘドロを取り出す作業などを頼まれましたが、数日後には家の中の作業も頼まれるようになりました。そして、そのお宅の隣の家、向かいの家、友人の家、親戚の家と、活動が少しずつ広がっていきました。これまでに30軒以上の家で様々な作業をしてきました。
作業の具体的な内容は、だいたい以下のようになります。
? 敷地内(主に庭)から瓦礫を道路に出す→行政が回収してくれる。
? 家の中の瓦礫や使用できなくなった家財道具を外に出す。
? 家の中のヘドロを取り出す。
? 大工さんの指示を受けて、壁・畳・床板・フローリングをはずす。
? 床下に潜り込んでヘドロを取り出し、消毒用の石灰を蒔く。
? コンパネ(板)で仮の床を張る。
? 庭や花壇のヘドロを取り出す。
? 側溝(下水)に詰まったヘドロを取り出す。
? ヘドロに浸かった食器の洗浄や、アルバムなどを拭く等の清掃。
? 割れたガラス窓の代わりにコンパネを張る。
すべての作業をどの家でも行うわけではありません。ほとんどの作業がすでに終わっている家もあります。逆に、最近になってやっと元気になり、被災した自分の家を初めて見に来た という方もおられます。また、普通に家で生活はしているけれども、床下のヘドロはそのまま残っている場合もあります。
「3月11日の津波から一ヶ月以上も一人で家の掃除をやり続けてきて、もう体力的にも精神的にも限界でした」、「津波で死ぬのも地獄だが、生き残ってしまい、これから生きていかなければならないことも地獄です」、「やらなければいけないことが目の前に山ほどあるけど、一人では何も手をつけることができなかった」というような言葉を聞き、≪今、私たちは、この地に、この人のもとに、イエス・キリストから遣わされているんだ≫と素直に信じて活動を続けて います。
最初、目の前にいる人は、単に「被災者の一人」でした。その方が体験したことも、その方が今生きている現実も「一人の被災者の体験、現実」でしかありませんでした。しかし、数日間同じ方の家で作業を続けていく中で、その方といろいろな話をして、「○○さん」という名前を覚え、その方と仲良くなってくると、津波の日にその方が体験した出来事や、今その方が 生きている現実が、まったく違った鋭さをもって心に迫ってくるようになります。
「私は、明日も明後日も、この町で、この家で暮らすんです」。遠い仙台の地からやって来て、活動を終えて自分の町と家に帰っていく私たちに、そう話してくださった方がおられます。うまく 説明できませんが、心にひっかかっている言葉です。
今、教会の方々とも、ボランティアの青年たちとも、対策本部の先生方とも相談しながら、 今後の活動のことについて考えています。もし、できるならば、東名の地区に住む方々の 「明日」や「明後日」に、少しでも、ほんの少しでも寄り添っていくことができればと、 祈りつつ、道を探っています。
(備考:教会宛のメールには、ボランティア活動の写真ファイルが添付されています。)
(ブログ管理者より:写真についてはできる限りブログにアップできるように調整中です)
2011年5月28日(土)
東日本大震災緊急援助募金について(第一期募金、締切:5月末)
第一期募金は、5月23日現在 38,013,185円 寄せられています。外国からの募金は、欧州日本語キリスト者青年リトリート、Open Eyes Mission(フィリピン)、ワシントン日本人キリスト教会、Reformed Church INALA(オーストラリア)、Woodlawn Church(アメリカ)、その他、カンボジアやオーストラリアの個人の方からも、届いています。
支出としては、自給開拓伝道の教師支援、現地教会対策費、支援委託金(亘理・盛岡・新浦安・ひたちなか)、ボランティア費用(東仙台教会)など、約350万円、ありました。また、被災が甚大な自宅損壊等の信徒の方に支援金をお渡しすることも始まっています。
支援金の分配について
対策本部現地調査委員が、5月24日に東洋宣教伝道所と筑波みことば伝道所とを訪問し、目視による被災教会調査はすべて終わりました。被災教会への支援金は、緊急の修理を必要とする場合を除き、臨時大会に提出される報告書に基づき、その後に支出されます。
被災信徒への支給は、3月26日にお伝えした通り、家屋全壊と半壊等、生活の拠点を失った人に対する緊急支援申請が軸となっています。また、被災調査表を提出していただくことにより、それと比べると小さな被害であっても、地震後にさまざまな支出を強いられ、経済的に大変な思いをしておられる方々にも、支援金は広く届けられます。今回の被災は、地理的に広範囲で多くの方々におよんでおり、物損によるもの以上の心の痛みをもたらしています。募金によって、国内外の兄弟姉妹からの祈りと支援の気持ちを、支援金に託して被災された方々にお届けできるようにと願っています。また、募金の分配が祝されますように、申請手続と支援金受領手続における個人の秘密の保持について特にご留意くださるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
祈りをもって献げられた募金が、感謝のうちに分かち合われ、キリストの祝福が豊かに満ちあふれますように。
「ボランティア体験者、振り返りの会」報告(文責:豊川修司教師)
26日(木)夜、6名の体験者が東京教会に集りました。その中の松島での一端を紹介します。
ボランティアが何日も通って清掃した家の夫婦が、翌日、東京へ避難することになりました。その前日、夕方まで作業を続けていると、奥さんが泣きながら『なんでここまでしてくれるの』としきりに訴えていました。その泣き声は、縁の下で作業をしていた泥まみれのボランティアに届きました。みんなで輪になると、奥さんは『本当にありがとう』と、また『なんでみんな、ここまでしてくれるの』と言うのです。すかさず、山中先生が『僕は牧師だし、みんなクリスチャンだから……としか言えませんけど……』。その後、山中先生が深いお祈りを献げると、奥さんは大泣きしながら、『震災後、今まで一度も泣いたことがなかったのに、今日、心の底から泣きました』と。(ここは、教会から車で約1時間、東松島市東名地区です。)
東仙台教会は、東名地区の被災者一軒一軒の人とのつながりを大切にしています。それは、東仙台教会(立石彰牧師)の伝道の姿勢であり、ボランティア継続の原点になっています。
2011年5月21日(土)
東日本大震災緊急援助募金(第一期募金)について(締切:5月末)
3月19日の最初の呼びかけには、「被災地の方々の生活支援を当面の目的としています。改革派信徒の支援は勿論のこと、地域の被災者の支援や超教派的な支援のためにも多くを用います」と記されていました。その後、「超教派的支援と社会支援を第一期募金総額の25%程度を当てるという目安」を設定し(4月11日)、その額を1,500万円と提示しました(5月14日)。対社会支援等は、阪神大震災の募金の際の10%と比べると、多くなっています。第一期募金の75%は、被災した改革派教会(信徒・教師・会堂)のために用いられますことをご了解ください。
東仙台教会におけるボランティア募集について
6月11日(土)まで下記のような奉仕を行うボランティアを募集しています。担当者に連絡し、お申し込みください。
(豊川修司教師 s-toyokawa@mbn.nifty.com 携帯090−2411−7246)
? 作業内容は、松島地区(教会の伝道圏・車で1時間)で被災した家屋や家具等の清掃です。
? 後方支援として、ボランティアの作業服等の洗濯や食事作りなどもあります。
? ご婦人の方や、若い人のみならず牧師・長老・シニアの方の参加も歓迎します。
救援物資について
1.林茂雄教師(亘理伝道所)のお働きに関すること
林教師は現在、東北大学のボランティアと協力しながら、福島第一原発付近から避難した方々で避難所がなく、救援物資も届いていないような地域の方々の支援を始めておられます。必要品を出来る限り同じ種類毎にまとめて、内容を明記した上、お送りください。
必要品 夏物の下着類(新品)、洗剤、石鹸、洗面器
保存の利く食料(カップめん、レトルト食品、缶詰、など)
送り先 〒989-2351 宮城県亘理郡亘理町字下小路18−2
亘理教会 林茂雄先生 電話0223-34-1651
2.日本国際飢餓対策機構(清家さん)からのお知らせ
? 仮設住宅入居者には、電化製品5点セット(冷蔵庫、洗濯機、テレビ、炊飯器、蛍光灯)が赤十字から贈られるようになったそうです。しかし、さまざまな理由で、仮設住宅入居を希望されないない方々がおられます。その方々のために、仙台市はアパートを借り上げて提供するそうです。その場合は、電化製品は支給されない可能性があるとのことでした。この件につきましては、支援の具体的な必要が明らかになった時点で、改めてお知らせいたします。
? 夏に向けて、Tシャツ・夏用のズボンなど夏物衣料が必要です。全て新品に限ります。出来る限り同じ種類のものをまとめて、内容を明記した上、お送りください。
送り先 〒980-0011 仙台市青葉区上杉2丁目1−10
仙台YWCA内
日本国際飢餓対策機構御中 電話022-222-9714
2011年5月14日(土)
東北中会とミッション関係者との話し合い(5月10日)
下記の出席者が仙台教会に集まり、協力して何ができるか、話し合いの時がもたれました。
ミッション関係:OPC宣教師と同米国執事活動委員会、南ア・オランダ改革派教会宣教師(ミッション・ジャパン)、CRC宣教師、CRCメディアミニストリー、韓国の複数のキリスト教団体による大震災のための支援団体“Stand by Japan”、高神日本宣教部の宣教師
日本キリスト改革派教会関係:外国教会関係委員会、拡大委員会、
東北中会の議長書記団と伝道委員会、東関東中会議長、
四国中会宣教協力委員
第一期募金目標額(60,000,000円)の設定
拡大委員会(5月11日開催)は、現地調査委員会から提出された資料について検討し、第一期募金目標額を6千万円と定めました。下記の支出予算案(注1)は、『募金の理念』の短期の緊急支援に基づいて計上されたものです。また、6月の臨時大会において同理念の中・長期支援に基づく第二期募金の提案が審議されます。国内外を挙げて、息の長い支援が求められています。なお、第一期募金は、5月末で終わります。残余金または不足金が生じた場合、いずれも第二期募金に引き継がれます。
信徒支援総額は、6月3日締め切りの被災信徒調査報告によって確定することになっています。支給額は、被災額の一割程度と定められています。被災教会への支援につきましては、専門家の調査を含む、追加の現地調査が必要です。従いまして、現時点における信徒・教会被災支援額は、暫定的なものです。ただし、被災規模が大きく、修理の緊急性が高い3教会に関しましては、石巻教会への支援を3,500,000円とし、北中山教会と仙台教会との合計で20,000,000円程の支援を想定し、要請があればすぐに支出し、修理に速やかに着手できるように準備いたします。教会被災支援に関する詳しい報告は、臨時大会でなされます。
注1 信徒・教会被災支援 42,500,000円
信徒:11,500,000円、教会:31,000,000円
社会・超教派支援 15,000,000円
第一期募金総額の25%を目安に設定(注2)
その他 2,500,000円
自給開拓教師支援、現地対応費、指定献金枠、他
注2 仙台キリスト教連合会 7,000,000円
東北地方全体の被災教会を支援する超教派の団体
国際飢餓対策機構 2,500,000円
仙台の物資保管倉庫から、東北全体に支援を展開
淀川キリスト教病院 1,000,000円
岩手県での医療支援
東仙台教会(V・C) 2,000,000円
ボランティアによる被災支援(従来支給額と追加額の計)
被災支援委託金 2,500,000円
7月末日までに報告書を提出
申請した4教会へ委託:
近隣の被災者と他教派教会への支援のため 1,100,000円
大会執事活動委員会へ委託:
孤児と障碍をもつ方などへの支援のため 1,400,000円
第一期募金は、5月10日現在、 34,036,538円 寄せられています。外国からの募金は、南ア・オランダ改革派教会(ミッション・ジャパン)、Christian Ethics Movement KOREA、大韓イエス教長老会 (合同)から届いています。
2011年5月7日(土)
会計報告(募金開始日より4月30日までの中間報告)
(1)東日本大震災援助第1次募金
収 入 |
支 出 | ||
RCJの教会と伝道所 |
111口 |
教師への緊急援助 |
1,500,000円 |
RCJ関係の団体、他 |
5口 |
緊急住宅援助(2口) |
750,000円 |
個人 |
49口 |
東仙台ボランティア |
1,200,000円 |
他教派・海外 |
13口 |
小計 |
3,450,000円 |
のべ口数 |
178口 |
残金 |
23,376,692円 |
募金合計金額 |
26,826,692円 |
合計 |
26,826,692円 |
(2)大会執事活動委員会事業会計(緊急災害援助金)からの被災教会への支出
お見舞い金 |
合計 |
3,000,000円 |
20万×12(仙台、東仙台、仙台カナン、仙台栄光、 仙台めぐみ、北中山、亘理、盛岡、八戸、 福島、白石契約、山形) 60万×1(石巻) |
備考 第1次募金の締切は、5月末です。
5月11日に拡大緊急対策委員会を開催し、具体的な支出に関して協議します。
信徒の被災調査と見舞金の支給基準について
5月5日(木)に、被災信徒を対象にした書面による調査表を、被災地の教会に郵送しました。信徒への見舞金額は、これを基に定められます。支援の基準は、住居の損失と物損(家財の損害)を同じ基準で評価し、支給額を被害額の10%程度とし、被災程度に応じて支給額を加算していきます。この査定は津波による被害という特殊事情を考慮してのものです。目安としては、持家全壊は150万円、被災時持家半壊居住不可は100万円、借家全壊及び半壊居住不可は30万円程度となります。また、ブロック(石)塀の倒壊については一律20万円、車の津波流失または使用不可等は一律10万円を支給します。なお、見舞金の支給額の確定は6月下旬になる見込みです。
見舞金の申請は、プライバシー保護を原則として、教会を介することなく、信徒が自ら書面にて現地調査委員会に行っていただきます。個々の認定結果や見舞金の支給額等についての個別情報の公表は、控えさせていただきます。
ボランティアについて
今週、緊急対策本部より会計担当とボランティア担当委員が、東仙台教会を訪問し、必要経費に関して実情の把握に努めました。その結果、現行の規定では対応できないことが判明しましたので、ボランティア規定を改定します(下線部挿入)。「被災地へ派遣される登録者の交通費、日当、謝礼等は、原則として、一切支給されない。ただし、管轄する教会が、必要と判断した場合、彼らを援助することはできる。」
連休後は、ボランティアの登録人数が減っていきます。東仙台教会では、6月11日(土)までボランティアを募っていますので、引き続きご協力のほどをお願い致します。
2011年4月30日(土)
会計報告
4月26日現在の募金額は、国内外合わせて、25,066,588円 です。海外分は、Bread From Heaven Community Church(フィリピン)、Christian Ethics Movement(韓国)です。被災地への支出は、教会員(2名)への住宅緊急援助(25万円×1、50万円×1)、教師への援助(10万円×15名分)、東仙台教会への対社会活動支援(120万円)です。
緊急に募金を集めましたのは、早急に多くの支出があると想定していたからです。しかし、現地の状況が募金配分を受けるには流動的であり、これまでは支出額は抑えられています。ただし、下記にありますように、現地調査が終わり、改革派教会内の被災の全体像が見えつつあります。今後は、個別な具体的な支出に向けて段取りを整えます。
「被災支援委託金」(ニュース7号に記載)は、目的を近隣の被災に対して教会として行う社会支援に限定して、各個教会へ打診中です。なお、これに含まれていた教会堂の補修等への支援は、現地調査に基づいて支出される枠組みのなかで対応することにしました。
東関東中会現地調査報告
27日(水)、芦田高之教師の案内で鳥井教師と福井長老が、東関東中会の現地調査を行いました。5教会1信徒の家を訪問し、面接による調査を実施しました。
東関東地域、特に茨城県北・中部海岸地域は、東北地方と変わらない被害があります。ひたちなかに近い大洗地区(沿岸部は4mの津波被害有)近辺は、震災で橋が通行不能になり、活気のない静けさが近郊の町を覆っていました。ひたちなか教会に向かう途中に、液状化の被害が大きく、電柱が軒並み傾き、家がひどく破壊されている地区がありました。また、道路には、液状化や隆起によるうねりが生じ、通行しにくいものでした。
花見川キリスト教会は、外壁のクラックが数か所に及び、基礎にも亀裂や浮き上がりや沈下が少し見られました。この現象は、程度は少し軽い状態ではありますが、千城台教会にも見られました。勝田台、ひたちなか、新浦安の3教会堂は、小さな物損以外は大した被害はありませんでした。ただし、勝田台教会の牧師館の屋根瓦崩落や、諸教会の信徒の家でも、屋根や壁、物損被害を受けたところが相当数あります。また、東部中会では唯一宇都宮教会が被災地域にあり、かなり大きな被害に遭われた信徒もいます。
これで東北・東関東両中会の調査を一応完了しました。教会の被災調査としてはほぼ十分な評価を行えますが、信徒の被災状況については、まだ完了したとは言えません。特に東北中会の教師たちは様々な対応に追われていますし、信徒の被災者の方も生活面の落ち着きが与えられず、礼拝出席がままならない状況です。被災の全容が明らかになるまで、さらに1カ月半くらいの時間が必要です。しかし、そのような問題はあるにしても、東北・東関東の実質5日間の調査を基に、救済計画の明細書を作成することができました。
なお、来週から、被災に関して、信徒への個別アンケート調査が各個教会で行われます。被災地の教会並びに信徒の皆様には、ご協力を宜しくお願い申し上げます。
2011年4月23日(土)
今、心に宿る言葉は、「来る年も来る年も、さわやかな初夏には、すずらんの花が咲くように、神様の真実は変わらない」(水野源三詩集より)と「人間の神喪失はあっても、神の人間喪失はない」(ユンゲル)です。大地が揺れ動いても、私たちが神を見失っても、神の真実は変わらないことを心の拠り所としています。イースターに、闇の力・死の力から私たちを解放してくださる主に心を向けることができますように!(委員会内メールより抜粋)
1.大会と各中会間の連携を深めて
東北中会を除き、各中会の第一回定期会が開催され、被災支援に向けての中会毎の取り組みが新たに始まっています(6を参照)。6月の臨時大会においては、時間が許せば、各中会の担当者と大会関係者が一同に会し、連携を深めたいと願っています。
2.ボランティア募集
東仙台教会ボランティアセンター(VC)で働くボランティアを引き続き募っています。5月末日までの募集です。所定の手続きを経て、下記にお申し込みください。ボランティア参加規定では、20歳以上となっていましたが、大学生以上に変更します。
高島平キリスト教会 豊川修司 〒175-0082 東京都板橋区高島平2-13-11
e-mail :s-toyokawa@mbn.nifty.com 携帯電話:090−2411−7246
なお、国際飢餓対策機構等でのボランティアは、そちらに直接お申し込みください。
3.募金報告、他(海外からの励まし)
4月20日現在の募金額は、国内外合わせて、15,368,410円です。海外分は、オランダ日本語キリスト教会、ロンドン日本語改革派キリスト教会、高麗神学大学・大学院の学生と職員の方、インドネシア・スラバヤ・ホサナ教会、Trinity Presbyterian Church(1982年から2年間仙台で伝道)、韓国の個人の方からです。
上記には含まれていませんが、CRC世界救済委員会(CRWRC)からは、対社会支援に尽力するようにという願いを込めて、$50,000 が寄せられました。また、改革長老教会・日本中会の東日本大震災支援委員会から募金がありました。
励ましの手紙も届いています。下記は、関係する教会に宛てたケニアの孤児院からのものです。「私たちは、孤児たちのイースター祝会のために忙しくしています。彼らの中から成長して大工や仕立屋になった者もいます。……日本の地震の被災を案じています。そして、教会とその家族のために祈っています。なぜならケニアの私たちと皆様は主にあって一つとされているからです。ローマ8:35〜39をお届けします。神が、日本が直面している試練を、イースターの希望をもって、克服へと導いてくださるように祈ります。」
4.現地からの報告
1)国際飢餓対策機構より
これからは、全てを失われて仮設住宅に入居される方々のために、冷蔵庫、洗濯機、炊飯器、天井の蛍光灯、ガスレンジなどの電化製品が必要になります。 新品でなくても、十分に仕える新古品なら大丈夫です。
2)仙台キリスト教連合より(現在進行中のプロジェクトについて)
・火葬場における地元仏教界との協働の“弔い”、グリーフケアなど精神医療関係者と連携してのメンタルケア・サポート
・宮城県沿岸部の津波被害者宅の片付け・掃除等のボランティアの受け入れ
・国際飢餓対策機構や民生委員の方々と連携しての炊き出し・復興支援コンサート
・岩手県沿岸部の諸教会が地元事業主と連携して行っている“温泉プロジェクト”(避難所のお年寄りを日帰り温泉に連れて行くプロジェクト)の支援
5.現地調査委員会報告
4月18日(月)から21日(木)にかけて、鳥井教師と貫洞教師と福井長老とで、12の教会・伝道所と3名の被災信徒の家などの調査を、面接による方法で実施しました。
調査は、第1日目、白石契約伝道所、津波被災の東仙台教会員宅(東松山市野蒜)、石巻伝道所、第2日目、亘理伝道所と同伝道所の津波被災信徒の家と米パン工房の2軒、仙台めぐみ伝道所、北中山伝道所、東仙台教会、第3日目、八戸伝道所、六戸伝道所、盛岡伝道所、第4日目、仙台カナン教会、仙台教会、福島伝道所の順で実施しました。
詳細な報告は、第二次募金に関連して、後日に行ないますが、祈りに覚えていただくために、二つのことを報告しておきます。北中山伝道所の周辺は、地滑りが生じ、危険な状態にあります。教会施設も土台部分や擁壁に亀裂や沈み込みが生じています。直ちに危険な状態にならないにしても、生命的な危険を回避するためにも、早急に補強工事などの実施が必要です。また、応急修理したとは言え、仙台教会礼拝堂の漆喰壁の崩落箇所が広がっており、礼拝中の余震等を考えると心配です。ご加祷ください。
ほぼ東北中会全域を調査しましたが、東北地方の教師・信徒の被災に負けない忍耐強い取り組み、共に励ましあって生きている姿に、調査を実施した私たち調査員が、大きな励ましと希望を与えられました。今まで、東北中会のために祈っていたことの具体性の乏しさに恥じ入りながらも、真実な意味で、これから本当に祈ることの大切さを覚えさせられました。共に生きる教会としての取り組みの在り方を具体的に考える方向性が、これを機会に示されば幸いです。
次週、鳥井教師と福井長老の両名が、芦田先生のアシストを得て、27日(水)、28日(木)に東関東中会の被災調査を行います。
6.各中会の支援活動の委員会組織
* 4月に予定されていた東北中会第一回定期会は、7月まで延期となりました。
〈東関東中会〉 中会「東日本大震災被災教会 緊急支援特別委員会」
委員長:三川栄二(中会議長)、書記:関口康(伝道委員会)、会計:藤田千代子(執事)持田浩次(常任書記・総務委員会)、小峯明(教育委員会)、芦田高之(大会拡大緊急対策委員会)、浅井信幸長老、中山明長老、新 謙長老(財務委員会)、山浦裕子、ケン・リー(CRJM)、計11名
任務:1)主に東北・東関東中会を中心とした東日本大震災被災教会の復興に必要な、経済的・物的・人的支援。
2)緊急を要する災害等にも対応し、今後必要な対策を講じるため。
任期:1年(必要に応じて継続可能性あり)、予算:25万円
〈東部中会〉 中会「東日本大震災対策特別委員会」
委員長:鈴木牧雄(中会議長)、書記:川杉安美(伝道委員会委員長)、会計:塩田隆良(財務委員長)、小堀 昇(常任書記)、大場康司(伝道委員)、片岡正雄(執事活動委員長)、長石肇(執事活動委員)、他財務委員1名(未定)、計8名
任務:未曽有の東日本大震災に見舞われた東北中会との連携を親密な関係にある中会としてさらに強化し、被災した諸教会や教会員に対する具体的な支援について協議・立案・実行していくこと。
任期:2年(必要に応じて延長する)、委員会費:別途提案
〈中部中会〉 中会執事活動委員会内「緊急対策局」
統括:鳥井一夫、書記:二宮 創、事業会計:伊豆倉明美執事
鈴木 章長老、青山昭一郎長老、計5名
任務:大会緊急対策本部からの要請事項を優先して扱い、課題を整理し、対応するため。
任期:規定なし、予算:緊急対策局経費として60万円
〈西部中会〉 中会「執事活動委員会」(常設)
委員長:西田三郎、書記:大田良隆長老、会計:高原由恵執事(委員会会計)・
近藤和夫長老(事業会計)、委員:上山研介執事・禰津省一、計6名
任務:中会の執事的働きと共に、東北中会への救援金(見舞金)贈呈や慰問団派遣の事業の実務 等
任期:1年、予算:委員会費5万円、事業会計(負担金):約60万円
〈四国中会〉 中会「執事活動委員会」(新設)
委員長:牧田吉和、書記・会計:久保浩文、事業会計:芝明義長老、
長田詠喜、松田基教、計5名
任務:1)中会における執事活動を主体的に行う。
2)東日本大震災への対応とともに四国中会の執事的働きに継続的に取り組む。
任期:1年、予算:3万円(事業会計は今後の取り組みによる)
序. 日本キリスト改革派教会は、緊急援助募金(第一期:2011年3月〜5月*)を既に行っているが、下記のように理念を明確にし、今後の支援を行う。なお、第二期募金の期間と目標額等は、東北中会と大会執事活動委員会とによって、今回定める支援募金の理念に則して、別途に定めるものとする。(*臨時大会開催に合わせ6月末締切を変更)
1.東北中会支援
東北中会は、1983年に設立され、中会としての歩みを続けてきた。これは、神の恵みの御業に他ならない。そして、設立後28年となり、中会としての課題が明らかになってきた。現在は、設立時より教会数は一つ減り、困難な伝道を強いられているなか、中会としての組織を運営している。また、自給伝道を行っている宣教教師の後任を必要としている。
このような課題を既に抱えていた東北中会を、今回の被災が直撃した。よって、東北中会への支援は、たんなる原状復帰にとどまらず、新たな将来計画を見据えつつなされるべきものと考える。また、東北地方の復興には長い年月が必要であり、地域社会の復興と歩調を合わせ立案される将来計画は、短期間に作成できるものではない。よって、支援は、緊急性の高いものからはじめ、中・長期の視座をもって継続的に行われる。
2.超教派的支援と社会支援
今回の大震災は、広大な東北の地に甚大な被災をもたらした。特に、津波は、多くの人命と家屋、また、その地に建てられていた教会堂を奪った。よって、東日本大震災緊急援助募金趣意書(第一期:2011年3月〜5月)には、「改革派信徒の支援は勿論のこと、地域の被災者の支援や超教派的な支援のためにも多くを用います」と記されていた。
第一期募金の支出に関しては、緊急時の支出故に現時点での言明は困難であるが、2の「超教派的支援と社会支援」を第一期募金総額の25%程度を当てるという目安をもって、用いるものとする。また、1の「東北中会支援」のための支出に関しては、状況に応じて7月以後になされる同支援のためにも用いられるものとする。
?.緊急被災支援(短期)
1.改革派教会内での支援
1)被災信徒支援
現在既に、家を失った改革派教会の信徒と立ち退きを余儀なくされている信徒に、緊急支援を行っている。今後、広く調査をして、必要に応じて、被災した信徒を支援する。なお、このための調査は、プライバシーを尊び、緊急対策本部現地調査委員会で行う。
2)自給伝道所並びに教師支援
今回の被災は広範囲にわたっており、とりわけ自給伝道所の教師や、それを支える信徒は、より困難な状態に直面すると推定される。その影響下にある伝道所と教師の生活を、短期で支援する。
3)礼拝場所確保並びに会堂の補修のための支援
今回の被災により安全な場所で礼拝を守ることが困難な場合、礼拝場所を一時的に別の場所に確保するか、早急な補修が必要であるので、その支援を行う。
2.改革派教会外への支援
1)超教派的支援
今回の津波の被害は、太平洋沿岸部に集中し、そこで被災した教会の多くは、自力による再建が困難である。現在仙台に事務所をもつ仙台キリスト教連合被災支援ネットワークが、東北全体を視野にいれた被災教会及び信徒への超教派的支援を模索している。また、この団体のなかで、大会議長の吉田隆教師が奉仕しておられる。この団体に私たちの募金を届けることをもって、超教派でなされている支援に参与する。
2)対社会支援
今回の被災は、一般市民の社会生活の根底を揺るがすものとなっている。改革派教会関係者で地域社会の中で支援を行う群れがあれば、これを助け、また、キリスト教精神に基づいて社会支援を行っている団体に私たちの募金を届ける。なお、支援する団体に、北米キリスト改革派教会が関係している国際飢餓対策機構と岩手県で医療活動に従事する宗教法人「在日本南プレスビテリアンミッション」淀川キリスト教病院(伝道部長:田村英典改革派教師)を、含めるものとする。
?.東北中会の活性化及び伝道支援他(中期:いずれも期間限定)
1.東北中会が、将来計画に着手するためには、教師たちが精神的な意味での被災の痛手から癒され、復興に向けた協議の場を重ねることが必要である。そのための中会会議費(会議のための食費・交通費・宿泊費など)を支援する。また、東北中会の教会と伝道所が他中会から説教者等を招く場合、その交通費などを支援する。また、教師だけなく、信徒の交わりも大切であり、他中会が東北中会の教師や信徒を招いて集会等をもつ場合、支援を受けることができる。なお、この手続きは、中会書記を通して、大会執事活動委員会に申請するものとする。
2.東北中会でなされる伝道は、被災の痛みを背負う方々への伝道である。日本中どこでも伝道は必要であるが、被災した東北であるからこそ今求められている福音宣教の特別な使命があるので、東北中会の各個教会と伝道所が行う伝道活動を支援する。
?.東北中会の将来計画とその実行支援(長期)
教会の移転・再建等、東北中会の将来計画作成には時間を要するため、募金は将来計画確定に先行して行われる。よって、その募金収入は、上記?と?の支援への支出を除き、将来計画立案・実行まで留保されるものとする。なお、他者への援助の可能性を含め、将来の緊急時に備え、資金として蓄えることもありえる。
補足
1.緊急被災支援の?の1)と3)に関しては、実情に合わせて東関東中会にも適用する。また、原発事故などによる被災は東部中会・中部中会に拡大する恐れがある。その際は、別途対応を講ずる。
2.今回の被災に際し、関係する海外の諸教会から、募金の協力だけでなく、さまざまな支援の申し出を受けている。外国教会関係委員会が窓口となり、支援を申し出てくださっている海外の諸教会と国内の必要を結びつける。
3.ここに記された理念に基づく募金を行うためには、何よりも全国の各個教会・伝道所の足腰が強められなければならない。この支援事業は、全国諸教会・伝道所の健全な成長に資するように配慮して、行われる。
2011年4月16日(土)
1.「支援募金の理念」の確定(別紙:添付資料)
前回のニュースでお伝えしたように、4月11日に「支援募金の理念」が定まりました。東北中会議長書記団(東北中会開催なし)には、お目通しいただいています。今後は、この理念に従って募金は用いられます。また、理念の早期適用として、緊急の必要のために集められた「東日本大震災緊急援助募金」(第一期募金)を、下記2のように用います。なお、4月12日現在の募金総額は、¥11,183,469 です。
2.「東日本大震災緊急援助募金」の早期支給
?信徒への緊急支援申請受付中
被災のゆえに現在住む家がない方に関して50万円、また、倒壊の危険のゆえに立ち退きを強いられている方に25万の支給を行っています。4月24日以後の申請にも対応しますので、お申し込みください。
?東北中会の教師等への「緊急対応費」支給(総額:160万円)
教師9名と引退教師3名と宣教師4名に10万円をお渡します。これは、教師が、報告をする必要もなく、ご自由に用いて頂けるものです。
?東北中会の教会・伝道所への「被災支援委託金」支給予定
委託金としてお預けし、被災支援の必要のために自由に用いて頂くものです。教会活動費への支援他、周りの被災に対して教会として何かをしたいという現地の声に応えるもので、地域の被災支援のためにも用いることができます(後で報告をしていただきます)。現地調査委員会で現地の必要を確認し、具体的には後日お伝え致します。
3.現地の被災支援調査予定
現地調査委員会が、阪神大震災時に現地調査に携わった鳥井一夫教師、東北出身者の福井召一長老、東北中会関係者の貫洞賢次教師により組織されました。18日から、先ず東北の現地調査に入ります。5月には、東関東の被災地域を調査する予定です。募金を相応しくお届けするために、被災地域にある信徒と教会の具体的な被災状況を調査し、また、第二期募金案の基礎資料を作成します。
4.「東日本大震災緊急援助募金」の締切日の変更
6月の役員修養会時に、臨時大会が開催されることとなり、それに伴い、現在行っています「東日本大震災緊急援助募金」(第一期募金:年3月20日〜6月末日)の締切日を、5月末日に変更します。臨時大会において、第一期募金の報告がなされ、第二期募金案が新たに審議されます。
5.各中会の取り組み
〈東北中会〉
4月11日(月)東北中会議長書記団会議(中会定期会は延期)。
4月12日(火)東北中会議長書記団と伝道委員会との合同会議。
〈東関東中会〉
1.3月29〜31日、中会議長書記団で宮城県下の東北中会諸教会を訪問。
*外国教会連絡委員会(拡大緊急対策委員会)、CRCメディア・ミニストリーが同行。
2.4月12日(火)、CRJM、中会伝道委員会等で千葉県旭市の津波被災地視察。
3.中会第1回定期会(4月16日) *議長書記団からの提案
?「『東日本大震災被災教会緊急支援特別委員会』(10名、任期1年)設置の提案」
?「東北中会問安使派遣の提案」
〈東部中会〉
1.3月18日(金)、中会執事活動委員会「緊急対策局」設置。
*被災地情報収集、馬栄烈教師(宇都宮伝道所)の救援物資運搬支援、募金呼び掛け
2.中会第1回定期会(4月15〜16日) *議長書記団からの提案
?「『東日本大震災対策特別委員会』(8名、任期2年)設置の提案」
?「『東北中会の諸教会と教会員の皆様へ』を表明することの提案」
〈中部中会〉
1.震災当初からホストファミリーによる被災家族の受け入れ支援を実施。
2.3月21日(月)、中会執事活動委員会内に「緊急対策局」設置。
3.「雀のお宿キリスト教会館」を緊急避難所として提供するための体制整備。
4.3月21〜25日、教師2名を問安使節として東北被災地に派遣、被災状況の視察。
5.各個教会・伝道所による救援物資の集積・仕分・配送。
6.中会第1回定期会(4月5日)
?「『退職教師住宅資金補填及び緊急災害支援金』より緊急対策局費用として60万円を支出する提案」(執事活動委員会・議長書記団)可決。
?「東北中会への問安使派遣(予算25万円)の提案」(議長書記団)可決。
〈西部中会〉
1.4月11日(月)、中会議長書記団主催「東日本大震災による被災者と被災教会を覚えての合同祈祷会」開催、その後「現地報告と懇談会」(神港教会)。出席71名。
2.中会第1回定期会(4月12〜13日)
?「東日本大震災救援金(50万円)の提案」(議長書記団・執事活動委員会)可決。
?「東北中会諸教会・伝道所へ(信徒による)慰問団派遣の提案」(議長書記団)可決。
〈四国中会〉
1.3月28〜31日、南アフリカ・オランダ改革派教会日本ミッションの宣教師2名と教師候補者1名が宮城県下の東北中会諸教会を訪問。
2.中会第1回定期会(4月12〜13日)
?執事活動委員会を新たに設置。
?「東北中会問安使派遣」を決議(日程は未定)。
2011年4月9日(土)
東北の地では、余震が続いています。分かった限りでお伝えします。
【余震に関する被災報告(8日時点)】
○仙台教会
吉田先生無事。教会堂漆喰壁の一部が再び崩落し亀裂が拡大。応急処置を業者に依頼、作業終了。主日礼拝には支障なく夕礼拝も守る予定。
高齢会員一名が今回の余震後、呼吸不全で召天。月曜に葬儀。
○北中山伝道所
坂本先生ご夫妻無事。建物の損壊は更に進む。教会からの避難を思案中。
○石巻伝道所
白津先生ご一家無事。三日前より避難所を出て、教会で生活。昨日の地震で一時避難所に避難、その後車中泊。今は、また教会に在住。
○亘理伝道所
林先生ご夫妻無事。牧師館の屋根の一部の瓦が落ちた。
【補足の被災報告】
○ 盛岡伝道所 消息不明だった他住会員はご無事でした。
○ 花見川キリスト教会 築30年以上の教会に亀裂が7か所あり。
○ 宇都宮教会 会員2家庭に屋根の破壊や他の損失があり。
【これからのこと】
拡大緊急対策委員会と大会執事活動委員会等とが、11日(月)に神港教会で集まり、今後の支援のあり方を協議します。主な議題は下記の通りです。
1.拡大緊急対策委員会作成の「支援理念(案)」について
2.集まっている募金の早期の有効な使用について
3.信徒支援並びに教会支援のための現地調査について、他
なお、この会合に先立ち、「東日本大震災による被災者と被災教会を覚えての合同祈祷会」(西部中会議長書記団主催)が、信徒にも参加を呼びかけて守られます。その際、3月21日(月)~24日(木)に行われた訪問の報告がなされ、懇談のときをもちます。また、仙台では、11日に東北中会議長書記団会議、翌12日には伝道委員会と合同の拡大会議が持たれます。
【ボランティア保険】
4月8日時点で東仙台にいるボランティアまたはこれからすぐ参加する方のために、社会福祉協議会「天災ボランティア保険」に加入しました。今後は、参加希望者により詳細に保険の情報を提供します。
地震と津波が発生してから早くも三週間が過ぎました。これまでの日々を振り返って落ち着いて皆様に報告するまでにはもう少し時間がかかると思います。しかしながら、ボランティアの方々を派遣して頂いている教会として、皆様からの強力な祈りの援護と貴い多くの献げ物に対する心からの 感謝を少しでもお伝えしたいと思い、一言の感謝と簡単な報告をさせていただきたいと思います。
こちらの状況は、時間の経過と共に物凄い早さで変化しています(私自身が把握しているのは主に東仙台近隣と東松島市と石巻市)。昨日と今日とでは状況がまるで違うということが何度もありました。前日に「何でもいいから持っている物資・食糧を持ってきてください」と依頼があった避難所に次の日に物資を届けると「もう十分届いたので他の避難所に届けてください」ということもよくあります。
また、様々なギャップに違和感を強く感じています。同じ仙台市でも、同じ区でも、場所によって被害の状況はまったく異なります。道路に立って北を向けば以前と同じ街並があるけれども、同じ所に立って南を向けば津波によって街が一変しているという所もあります。一つの職場の中に、電気・水道・ガスが復旧した地域に住む方と、復旧のめどさえつかず大変な生活を余儀なくされている方がいます。さらに、石巻市街までは物資が届いているけれども、それよりも北東の地域や少し外れた牡鹿半島の避難所には十分には届いていないという状況もありました。
このような変化とギャップの中で、それでも、日々なすべきことと、それをなすための力が豊かに与えられています。愛する兄弟姉妹の皆様、東仙台教会の活動のためにも、執り成しの祈りを献げてくださっていることを覚えて、心からの感謝をお伝えいたします。私たちは今、「祈られている!」という事実と、確かにイエス・キリストが祈りを聞いて慰めと支えと導きを与えてくださっているという事実を一日一日の歩みの中で実感し、皆様の 祈りに支えられ、「主は生きておられる!」という一つのことを心深くに 教えられています。
また、貴い贈り物を送ってくださった方々に対しても、この紙面を借りて感謝の気持ちをお伝えさせてください。日々全国から届けられる段ボールに入った贈り物を、私たちは大きな喜びをもってしっかりと受けとっています。その内容や分量についてはもちろんのことですが、それ以上に、どなたかが、何を送ろうか迷ってくださった時間、何が必要なのか考えてくださった時間、いろいろなお店に足を運んでくださった時間、贈り物を丁寧に段ボールに入れてくださった時間、それを宅急便屋さんや教会に運んでくださった 時間・・、そのような一つ一つの時間を想うと、私たちは自然に元気と力が湧き出てきます。
そして、それらの贈り物を教会の方々や様々な避難所にいる方々に届けた時に、受け取ってくださった方々の大きな喜びを私たちは目の当たりにしています。今日までに受け取った数え切れない人たちからの「ありがとう」という言葉を皆様にもお伝えしたいと心から願っています。
最後に、ボランティアで東仙台教会に来てくださっている方々の活動についてですが、避難所などに物資を届ける活動の他に、津波の被害を受けた石巻教会や教会員の家の復旧作業などを、ボランティアの方々と教会員との奉仕によって行っています。今の段階では、まだまとまった文章にはならず、添付しています何枚かの写真によってのご報告とさせていだきます。
心からの感謝をこめて。
2011年4月2日
東仙台教会 立石彰
届けられた物資の仕分け
石巻教会(白津先生)での作業
3月28日現在のボランティアの方々
2011年4月2日(土)
吉田隆大会議長と拡大緊急対策委員4名とが、4月1日に新浦安教会に集まり、支援理念の明確化等、今後のことを話し合いました。東北中会の思いを大切にして、更に検討を重ねて参ります。
会計報告(三月分速報)
この度の緊急援助募金に付きまして、皆様から多くの募金が寄せられていますことを感謝いたします。三月末日までの緊急援助募金の累計額は、3,833,467円(団体・個人:51口)です。
緊急支援申請による信徒への支出は、三月時はありません。これから提出される見通しです。なお、ニュースNo.3でお知らせしていますように、緊急対策本部委員が訪問した東北中会の各個教会・伝道所に、大会執事活動委員会管理下の緊急災害援助金よりお見舞金(総額280万円)をお渡ししています。
救援物資に関する感謝とお願い
皆様のご協力によりまして、現在救援物資に関しましては、食品以外は十分に在庫があるとの連絡を現地からいただきました。また、宅配便などの回復により、現地に直接物資を送ることができるようになりました。つきましては、今後は、以下のように対応が変わります。
1.これからの救援物資の募集は、食品(カップめん、レトルト食品、缶詰など)に限らせていただきます。賞味期限にはくれぐれもご注意ください。また、一つの箱に一種類の品物を入れ、内容を明記するというルールを必ずお守りください。複数のものが入っていますと、現地スタッフの負担になります。
2.送り先は、各中会とも以下の通り変更になりました。
〒980-0011 仙台市青葉区上杉2丁目1−10
仙台YWCA内 日本国際飢餓対策機構御中 電話022−222-9714
(詳しくは、http://tohokuhelp.comをご覧ください。)
*各個教会への直接の送付は、依頼があった場合以外はご遠慮ください。
3.救援物資を何処かに集めて、現地に直接届ける働きは、ここで一旦終了となります。ここに至るまで、宇都宮教会の馬先生と教会員の皆様が当初より多くの労を担ってくださいました。
去る3月29日(木)〜30日(金)に開催された中部中会の中高生会が作成したビデオをご紹介します。被災された方たちを励ますために、自分たちに今できることを表現したビデオです。下記のリンクからご覧いただけます。
http://www.youtube.com/watch?v=cf5DR4B5RK8
この度の大震災は被災された方たちはもちろんのこと、直接の被害を受けなかった地域に住む中学生や高校生たちも大変大きな心の動揺を感じました。そのような中から、自分たちにできることはないかと懸命に考える中高生の素直な気持ちを表現しているビデオとしてここにご紹介します。
皆様のご協力によりまして、現在救援物資に関しましては食品以外は十分に在庫があるとの連絡を現地からいただきました。皆様のご協力を、心から感謝いたします。
また、宅配便などの回復により、現地に直接物資を送ることができるようになりました。
つきましては、今後救援物資に関しましては、以下の通りにさせていただきたく、皆様のご理解、ご協力を引き続きよろしくお願いいたします。
1.これからの救援物資の募集は食品(カップめん、レトルト食品、缶詰など)に限らせていただきます。賞味期限にはくれぐれもご注意下さい。また、一つの箱に一種類の品物を入れ、内容を明記するというルールを必ずお守り下さい。複数のものが入っていますと、現地スタッフの負担になります。
2.送り先は、各中会とも以下の通り変更になりました。
〒980-0011 仙台市青葉区上杉2丁目1−10
仙台YWCA内 日本国際飢餓対策機構御中 電話022−222-9714
*直接各個教会に物資を送る事は、依頼があった場合以外はご遠慮下さい。
*この働きは、仙台教会の吉田隆先生を長とする仙台キリスト教連合との協力の下、拡大緊急対策本部の了解の上で進められています。詳しくはホームページをご覧下さい。
*当初より宇都宮教会の馬先生と教会員の皆様が多くの労を担ってくださいました。
これからもご協力を頂きながら共に進めてゆきたいと願っていますが、現地に直接物資を届けていただくお働きは、ここで一旦終了となります。尊い御奉仕に心から感謝いたします。
3.新たな必要が現地に生じた場合は随時お知らせいたしますが、当面は救援物資よりも、募金の方によりお心を注いでいただければ感謝です。
緊急対策本部救援物資担当 吉田 実
各教会におきましては、救援物資による援助にご協力いただきまして心から感謝いたします。救援物資に関する注意事項を必ずお守りの上、これからも引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。
以下の点に特に注意してください。
1. 必ず同じ種類の品物を一つの箱に入れ、内容を箱に明記してください。
同じ箱に複数の種類のものがばらばらに入っておりますと、仕分けに大変手間取り、かえって現地や受け入れ教会の負担になります。必ずお守り下さい。
2. 古着や生ものは受け付けていません。これらのものを送る事は厳に慎んでください。
皆様のご協力を、よろしくお願いいたします。
緊急対策本部 救援物資担当 吉田 実
第1回OPCJM「支援活動」(指揮:ラウワ宣教師)
(1)3月18日(金)の夕方までに支援品を調達
*震災地からの必要品の通知は、北中山伝道所、東仙台教会から、尾形先生へ行われ、それをラウワ宣教師へ連絡。その他に打診せず。
(2)3月19日(土)
?午前7時頃、「仙台めぐみ」へ到着し、睡眠と食事との休憩。
?午後3時頃から支援品の分配活動。
a.「仙台めぐみ伝道所」⇒ 会員・求道者、
その知人や教会近辺の人2用
b.「北中山伝道所」⇒ 〃
c.「東仙台教会」⇒ 〃
d.「仙台教会」⇒ 不明
e.「亘理伝道所」⇒ 主に、亘理伝道所近辺の小学校の
避難者支援(3トン位)。
(3)3月20日(月)、深夜、関東へ帰還
(4)尚、3月15日(火)前後に行われた「支援活動」は、直接OPCJMのものではありませんでした。カミングス宣教師の息子が現在所属する「組織的教会とは無関係な」宣教グループのボランティア活動(2トン×2台)。
仙台、東仙台、仙台カナン、石巻→避難所との折り合いがうまくいかず、結局、持ち帰るということになる。
*カミングス宣教師は、OPCJMの支援活動の「震災地リーダー」であると共に、OPCJMを越えて、上記の「非教会キリスト者グループ(アイサカ)」とも行動を行って、ここ2週間に4〜5回の支援を行っているようです。まだこの活動については、全体像を把握出来ていません。
第2回OPCJM「支援活動」(指揮:ラウワ宣教師)
(1)3月25日(金)午前2時、支援隊(2トントラック×3台)が仙台めぐみ伝道所到着。
*ラウワ宣教師と夫人、その息子、北沼津教会員・O兄、
立石章三教師、林豊彦教師、計6名(男5、女1)
午前8時頃まで仮眠。
(2)午前10時〜午後12時30分、支援物資を、あらかじめ受け付けていた必要品を分類(仕分け)した。それらを、大きく二つの場所へまとめて保管し、それからさらにいく つかの教会・要望者へ分配する仕方とした。
(A)「仙台めぐみ伝道所会堂」
a.仙台めぐみ伝道所の教会員たちと、津波被災親ぞくたちの
ために。
b.北中山伝道所の人々と、その知人、友人たちへ。
c.M.ジェイブス宣教師夫妻と、その人々たち
(OPC宣教師方と親交ある宣教師)。
(B)「東仙台教会会堂」
a.(東仙台)立石教師による、石巻の避難所の人々へ。
b.仙台教会と仙台教会所属仙台栄光伝道所の方々。
c.(仙台カナン)吉岡教師による、石巻と女川との避難所の
人々への支援のため。
(3)仙台において、仕分け、又、運搬等に協力した人々
・ カミングス宣教師
・ ウオモト宣教師と夫人
・ 坂本教師
・ 尾形教師
・ 立石教師
・ 仙台めぐみ会員・I兄
・ 仙台めぐみ礼拝出席者・M姉
・ 仙台教会青年・H兄
・ 東京恩寵教会青年・S兄
・ OPC宣教師と親しくしている宣教師
ジェイブス師とその知人
12名(男9、女3)
総計 18名
(4)東仙台教会で必要品をおろす。そののち、亘理伝道所へ向かう。そして、支援隊は関東へ帰還。
*3月23日(水)、24日(木)
? 23日(水)ウオモト宣教師・尾形教師が、宮城県内の諸教会や教会役員代表者たちへ必要品があれば要求してもらいたい旨、送信。ウオモト宣教師が、そのリストアップ。
? 24日(木)ラウワ宣教師などが支援物資の買い付け。
大会執事活動委員会「緊急対策本部」
仙台カナン教会(仙台市:吉岡契典先生)
現住会員は全員無事で、建物にも特に被害は無かったとのことでした。教会は水道、電気が守られましたので、地震後近隣の6軒のご家族が教会に避難され、1週間生活を共にされたそうです。ガスは今も回復していません(予想より早く1ヶ月ほどで回復する見込みとのこと)。今回の問安チームを受け入れてくださり、寝泊りの場所を提供してくださいました。また、吉岡先生が各教会への案内をしてくださいました。吉岡先生は今後、吉田隆先生の補佐を務めて下さりながら、連絡が取り難い石巻伝道所への配慮など、様々なご奉仕を引き受けてくださることになると思われます。どうぞ吉岡先生と仙台カナン教会の今後のお働きのためにお祈り下さい。
仙台教会(仙台教会:吉田隆先生)
現住会員は全員無事です。ただ、親族全員と連絡が付かず、大きな深い悲しみの中におられる姉妹がいらっしゃるそうです。建物は壁にひび割れやかなり大きな崩落がありました。吉田隆先生は改革派だけではなく、仙台キリスト教連合の長も務めておられます。この度の出来事は改革派はもちろんのこと、超教派で取り組んでゆくべき事柄であると早い時期から認識され、他教派の先生方とも協力して情報と物資を一元化するために努力してくださっています。28日からそのためのホームページが立ち上がります(http://tohokuhelp.com/)。中心部の避難所には物資が届くようになってきましたが、避難所に行けない独居老人や幼い子供を抱えた家庭などへのケア、また県北沿岸部、福島の救援・支援が今後の課題である、とのことでした。特に今回の震災はその人がどこにいたかで全く状況が異なり、一見何も無かったかのように見える場所のすぐ近くに、全てを失った方々がおられるという状況です。そういう方々の心のケアも含め、本当の教会の働きはこれから始まります。しかもこの働きは、長期にわたります。そのような働きの中心において、吉田隆先生が霊的なリーダーとしてのお勤めに専念できますように、どうぞお祈り下さい。また長老方を中心に、被災者お一人お一人へのきめ細かな配慮がなされています。多くの重荷を担ってくださっています仙台教会と吉田隆先生のお働きのためにお祈り下さい。
北中山伝道所(仙台市:坂本紀夫先生)
現住会員は全員無事だそうです。ただ、兄弟親戚関係で4名を亡くされ、深い悲しみの中におられる方がいらっしゃるとの事でした。お覚え下さい。地震の日の翌日、OPCから救援物資が届き、その迅速さに感激したとの事でした。その後、ラウワ宣教師ご一家も4台のトラックで駆けつけてくださったそうです。救援物資を近所の方々にも分かち合う中で、今まで関係があまり良くなかったご近所の方がまるで旧知の友のように喜んでくださった、という嬉しいご報告もありました。会堂が建っている土地の地盤が弱く、基礎部分にかなり深刻なひび割れが確認されました。玄関付近も深刻な損傷が見受けられ、大変危険な状態です。教会から100メートルほど離れた場所ではがけ崩れがあり、一人の方が亡くなられたそうです。坂本先生ご夫妻の居住場所も含め、緊急の対応が必要であると感じました。坂本先生と北中山伝道所のお働きのために、また建物の問題の適切な解決のためにどうぞお祈り下さい。
東仙台教会(仙台市:立石彰先生)
仙台めぐみ伝道所(仙台市:尾形秀夫先生、魚本マーレー先生、カミングス先生)
現住会員、客員共に無事だそうです。建物は一見特に被害は無いようですが、屋根に上って見ますと建物が少し斜めになっていることが確認されたとのことでした。関東のOPCメンバー、及び日本長老伝道委員会からも救援物資が迅速に届き、ラウワ宣教師ご一家も4台のトラックで物資を届けてくださいましたので、市内の改革派教会をはじめ、市役所にも問い合わせて、近隣の避難所にも物資を届けてくださったそうです。また、カミングス先生の奥様がパンを焼いてくださってご近所の方々に配布してくださり、より一層親しい関係になることができた、とのことでした。先生方と仙台めぐみ伝道所のお働きがさらに豊かに祝福され用いられますように、お祈り下さい。
仙台栄光伝道所(仙台市:李根培先生、山中恵一伝道者)
建物の被害は特に無いようです。教会員も全員無事です。李先生は震災の報告のために一時本国に帰国されました。現在は仙台教会小会と板宿教会小会の話し合いのもと、山中恵一先生が遣わされ、教会に住み込んでご奉仕を始めてくださっています。市内の教会の、特に若い先生方への協力や、今後開始されることが予想されるボランティア活動などにおきましても、山中恵一先生が重要な役割を担われることになると思います。山中先生のお働きと仙台栄光伝道所のお働きの祝福のために、どうぞお祈り下さい。
石巻伝道所(宮城県石巻市:白津景蔵先生)
白津先生と奥様、ご長男が避難しておられる蛇田小学校の避難所を訪ねましたがお留守でしたので、石巻伝道所を尋ねますと皆さんいらっしゃいまして、建物の中を片付けていらっしゃいました。皆さんは地震があったときには車でお出かけになっておられて助かったとの事でした。しかし会堂は1階部分が海水につかり、入り口付近に保管していた灯油も一緒に流れ出し、内部がひどく損傷していました。水道は復活しましたが、電気は建物が水に浸かったため危険なので使う事は出来ないそうです。プロパンガスはありますが石油が広範囲にわたって流れたので危険で火を使うことも出来ない状態です。電話も使えませ。2階部分はかろうじて人が寝るスペースがあるだけで、衣類などの荷物で一杯の状態です。2階部分の外壁はモルタルがかなり広範囲に崩落しています。先生は一見お元気そうに見えましたが血圧に不安を抱えていらっしゃいますし、奥様もご長男も疲れていらっしゃいます。避難所にはまだまだ物資が行き届いていない様子でした。もう少し環境の良い場所をこちらで準備し、避難所から移られることをお勧めいたしましたが、近隣の治安が悪く、空き家に侵入する者もいるため、今教会から離れる事は出来ないとの事でした。白津先生の教会を愛する愛と伝道者としての使命感の強さに感動いたしましたが、何よ
亘理伝道所(宮城県亘理郡:林茂雄先生)
教会員も幼稚園児も全員無事だそうです。ガソリンが無いために訪問できていなかった老人ホームに入居中の姉妹につきましても、共に訪問をさせていただくことが出来、お元気そうなお姿を確認することが出来ました。教会、幼稚園の建物は大きな被害は無いものの、中はかなり散乱していました。卒園式も出来なかったそうです。また、牧師館の屋根が損傷しており、幼稚園園舎の2階部分の床も、老朽化による不安があります。昨年11月に洗礼を受けられ、林先生と共に集会を行っておられた2名の会員のうち、安否が確認できていなかった方も、山元町の山下中学校の避難所に共に訪問し、お会いすることは出来なかったものの入所しておられることを確認することが出来ました。その避難所は大変秩序正しく運営されていました。集会の会場として使っておられた山元町にあるその方のパン工房の建物は、津波によって完全に崩壊していました。町全体が壊滅的な被害を受け、あちこちに壊れた車や土砂が散乱していました。林先生は引退後も続けてその場所で伝道するつもりでいらっしゃったそうです。林先生と亘理伝道所の今後のお働きのために、壊滅的な被害を受けられ傷つかれた教会員と町の方々の心の癒しと回復、また生活の再建のために、どうぞお祈り下さい。
盛岡伝道所(岩手県盛岡市:久保田証一先生)
盛岡伝道所は新しい、明るくて素敵な会堂でした。盛岡は地盤が強く、地震の時も震度5程度で済んだのだそうです。特に建物に被害はありませんでしたが、ガソリン、生活物資の不足でご苦労なさっておられるようです。現住会員は全員無事だそうですが、他住会員の方で沿岸部におられる一人の姉妹の安否がまだ確認出来ないとの事でした。お覚え下さい。「現在はガソリン不足でなかなか身動きが取れないが、そのうちに沿岸部にも行ってみたいと思います。私達の教会に出来る事を祈り求めてゆきたいと思います。」と久保田先生はお話くださいました。震災後の傷ついた人々の心の癒しと福音の前進のために、久保田先生と盛岡伝道所が豊かに用いられますように、どうぞお祈り下さい。
八戸伝道所(青森県八戸市:藤本千春先生)
藤本先生ご夫妻とお会いすることが出来ました。「13日(日)は電気が通らず、週報の印刷も出来ませんでしたが、20日(日)にやっと電気が来てストーブをつけることが出来るようになりました。それまではろうそくと石油ストーブで過ごしました。」との事でした。会堂も守られたようですが、ご自宅は診断を受けた結果11パーセントの被害との診断があったそうです。会堂も検査をお受けになりますようお勧めいたしました。「このあたりは昔から津波が多く、地震が来たらすぐに高いところに逃げるという習慣が人々の間に定着しています。」ともおっしゃっていました。教会員も求道者もご親戚も全員無事だそうです。ただ、東の海側の町は全て津波で流されたそうで、2〜3回教会にいらしたことのある方の家が天井まで海水に浸かるという大きな被害を受けたそうです。藤本先生もしばしばその方を訪問され、片付けなどを手伝っていらっしゃるそうですが、何から手をつければよいのかわからず、ご本人も茫然自失状態にあるとの事でした。「被災した方々に、どのようにして福音をお伝えし、どのようにお慰めしたらよいのかを祈り求めています。ただの人道的支援ではなく、神の国の栄光が表されるために何をすれば良いのか。それを祈り求めています。」とのことでした。藤本先生と八戸伝道所のお働きが主によって豊かに用いられ、神の国の栄光がかの地で表されますように、どうぞお祈り下さい。
山形伝道所(山形県山形市:八重樫和彦先生)
今回の問安では日程とルートの関係で訪問することが出来ませんでしたので、電話にて近況をお伺いいたしました。全員ご無事で建物の被害もありません。食料などは大丈夫だそうですが、やはりガソリン事情は厳しいそうです。八重樫先生は近所のスポーツセンターに開設された避難所に毎週2~3日通われ、必要な物資などを届けていらっしゃるそうです。八重樫先生と山形伝道所のお働きの祝福のために、どうぞお祈り下さい。
青森伝道所(青森県八戸市 貫洞賢次先生)
青森伝道所をお訪ねしました。水曜日の夜の祈祷会出席と問安が出来、多くの教会員の皆さんとお会いして、祈りを共にすることも許されました。青森伝道所の教会員の方々や関係者の方、会堂などに大きな被害はないとのことです。ただ灯油やガソリンは今でも手に入りにくい状態が続いています。この日も雪が降り積もっていましたが、灯油がないということは、青森では深刻なことに思われます。教会員の皆さんは、東北中会の諸教会、伝道所のことを覚えて熱心に祈っておられます。そしてこれから出来ることを様々な仕方で実践していくことを考えてもおられます。私たちが仙台に戻るにあたり、翌朝には青森のりんごやおにぎりなどを急遽ご用意くださり、支援物資として石巻の白津先生と東仙台教会に運ばせていただきました。また、青森伝道所は無牧の中にありますが札幌伝道所の貫洞賢次先生の代理牧師としてのご奉仕によって支えられています。先週の日曜日は予定されていた説教者が震災による交通事情のために来ることがお出来にならなかったそうです。どうぞ青森伝道所の皆様を覚えて、お祈りください。
白石契約伝道所(宮城県白石市 吉田隆先生)
教会の会堂を拝見させていただきました。教会の会堂そのものにはところどころヒビなどが入っているものの大きな被害はありませんでしたが、石塀が崩れていました。 教会員のA兄姉宅を中部中会の望月信先生と、以前夏期伝道に遣われていました国安光神学生とともに訪問させていただきました。教会員の方々の多くは、激しい揺れによって、家屋などに被害をお受けになっておられるとのことです。一人暮らしの方などもおられ、未だに片づけができない方もおられるとのことです。また、現在、無牧の中にあり礼拝が守られています。お祈りください。引退教師の石井正治郎先生は、会堂の塀などの片づけを終えられて、今は東京のお嬢さんのもとに避難しておられるとのことでした。
福島伝道所(福島県福島市)
六戸伝道所(林茂雄先生)
今回訪問する事は出来ませんでしたが、M委員に電話連絡をいたしまして、近況をお伺いいたしました。「会堂、会員共に無事です」とのことでした。無牧の六戸伝道所の礼拝がこれからも守られ祝福されますように、どうぞお祈り下さい。(訂正:ニュースNo.3で、「山形伝道所を除くすべての伝道所を回ることができ」とお伝えしましたが、六戸伝道所も訪問できませんでした。)
2011年3月26日(土)
神と人に仕える働きは、自らが「貧しき者」(マタイ5:3)にならなければ出来ない働きである、と思います。「自分には何か出来る」、「何かをしなければならない」、「自分に持っているものがある」というところからではなく、「自分には何もない」「自分には何も出来ない」という現実から、神の恵みによって与えられ、開かれる、主の働きです。
それは、瓦礫の石を一つ一つ片付けるという、人知れず、苦しみと悲しみの一片一片を担う、小さな地道な業かも知れません。愛の実りの大きさは、神の憐れみの根の深さによります。教会が持ち運ぶことの許される最大の恵みは、イエス・キリストの十字架です。人には届かない、自分自身にも届かない苦しみと悲しみを、主御自身が担われ、主の赦しと新しいいのちに生かされる「キリストの平和」であり、「神の憐れみ」です。
これからの歩みの中で、今、私たちに一番必要とされているのは、「礼拝の心」ではないでしょうか。「僕は、聞きます。主よ、語りませ。」本当にこの世界の苦しみと矛盾の中で、「貧しき者」として立ち止まり、主が宣言された御国の幸いを、主御自身から、まず私たちが頂くところから開かれる恵みの道が必ずあります。 (緊急対策委員会内のメールからの転用)
今回のニュースでは、下記のことをお伝えします。
I. 信徒への緊急支援申請に関するお知らせ
II.救援物資募集のお知らせ
III. ボランティア派遣状況
IV.別紙レポート
「緊急対策本部委員の現地訪問報告」と「OPCJM の支援報告」
I. 信徒への緊急支援申請に関するお知らせ
この度の被災で、住む家を失った方が大勢おられます。緊急対策本部は、改革派信徒の中でそのような被害にあわれた方に対して、個別の支援をいたします。この度の被災のゆえに現在住む家がない方に関して50万円、また、倒壊の危険のゆえに立ち退きを強いられている方に25万をお渡しします。所属教会の牧師に4月24日(日)までにご連絡ください。申請が遅れた場合は、別途で対応いたします。どなたにお渡ししたか等の申請者の個人情報に関しては、緊急対策本部のみが把握し、公表は致しません。ご了解ください。なお、後日、詳細な被災調査を行い、今回申請されなかった方々に対しても、必要に応じて支援したいと思っています。先に各個教会にお見舞い金を渡しましたが、今回は、信徒への緊急時のお見舞い金とご理解ください。
II.救援物資募集のお知らせ
現地に救援物資を保管する場所が確保出来ましたので、救援物資を募集いたします。これからは、各個教会で保管できない分を、国際飢餓対策機構が救援物資の管理し、分配にあたります。改革派教会独自の救援ではありませんが、改革派教会の求めに応じて、必ず届けられます。
これからは、受け入れ場所とルートが確定いたしましたので、送るに際して、事前連絡の必要はありません。ご協力をお願いいたします。なお、以下の事を必ずお守りください。
1.出来る限り、同じ品物を一つの箱にまとめてお詰めください。一つの
箱に別々のものをばらばらに詰めないで下さい。
2.箱の中に何が入っているか、必ず明記してください。
3.古着、中古品、賞味期限が過ぎた食品やそれに近いもの、生もの、開
封した品物などはご遠慮下さい。
4.特に送るべき品物のリクエストが届きましたら随時お知らせいたしま
すが、一般的には以下のようなものが役立つと思われます。缶詰、レト
ルト食品、カップラーメン、飲料水、米、ミルク、離乳食、紙おむつ、
尿取りパッド、生理用品、消毒用品、ティッシュ、ウエットティッシュ、
下着、使い捨てカイロ、歯ブラシ、割り箸、紙皿など。
5.現在宅急便などで現地に直接送る事は困難ですので、以下の場所にお
送りください。
東関東中会、東部中会、中部中会の皆様は、改革派宇都宮教会へ
〒322-0002 栃木県鹿沼市千渡1256−6 宇都宮教会 馬栄烈先生
電話0289−63−5499
西部中会、四国中会の皆様は、名古屋西福音自由教会へ
〒497-0001 愛知県海部郡七宝町沖之島間曽52 名古屋西福音自由教会
服部真光先生 電話052−441−1416
III. ボランティア派遣状況(3月25日現在)
登録した中で9名が、東仙台教会で奉仕し、下記のように奉仕する予定です。
期間毎の派遣人員 注)派遣は3/23から開始
派遣週 |
3/20週 |
3/27週 |
4/3週 |
4/10週 |
4/17週 |
派遣人数(名) |
2〜5 |
6〜8 |
5〜2 |
2 |
1 |
現地に救援物資を保管する場所が確保できましたので
皆様のご協力をお願いいたします。以下の事を必ずお守り下さい。
1.出来る限り、同じ品物を一つの箱にまとめてお詰めください。一つの箱に別々のものをばらばらに詰めないで下さい。
2.箱の中に何が入っているか、必ず明記してください。
3.古着、中古品、賞味期限が過ぎた食品やそれに近いもの、生もの、開封した品物などはご遠慮下さい。
4.特に送るべき品物のリクエストが届きましたら随時お知らせいたしますが、一般的には以下のようなものが役立つと思われます。
缶詰、レトルト食品、カップラーメン、飲料水、米、ミルク、離乳食、紙おむつ、尿取りパッド、生理用品、消毒用品、ティッシュ、ウエットティッシュ、下着、使い捨てカイロ、歯ブラシ、割り箸、紙皿など。
5.現在宅急便などで現地に直接送る事は困難ですので、以下の場所にお送りください。
東関東中会、東部中会、中部中会の皆様は、改革派宇都宮教会へ
〒322-0002 栃木県鹿沼市千渡1256−6 宇都宮教会 馬栄烈先生
電話0289−63−5499
西部中会、四国中会の皆様は、名古屋西福音自由教会へ
〒497-0001 愛知県海部郡七宝町沖之島間曽52 名古屋西福音自由教会 服部真光先生
電話052−441−1416
皆様のご協力を、よろしくお願いいたします。
緊急対策本部の問安団による被災教会問安の様子を撮影したビデオ映像のファイル23本をYouTubeにアップロードしました。映像は以下のリンクから視ることができます。
尚、映像中の個人情報等の取扱いには十分注意していただくようにお願いいたします。
問安1(3月21日 仙台カナン教会の外観と周辺)
http://www.youtube.com/watch?v=oAfQ2UmH1MY
http://www.youtube.com/watch?v=uTBWN3fYXiE
http://www.youtube.com/watch?v=Mkiv32sXjHQ
http://www.youtube.com/watch?v=KeqCyKMRXyk
http://www.youtube.com/watch?v=mdNS7o4-xsU
http://www.youtube.com/watch?v=rJX-ssfwITY
http://www.youtube.com/watch?v=nj7p19FnkgI
http://www.youtube.com/watch?v=ud2EbGYdHh4
http://www.youtube.com/watch?v=FATijZzSoXk
http://www.youtube.com/watch?v=WJQH2Iq-b28
http://www.youtube.com/watch?v=K0A-4kL_Tfs
http://www.youtube.com/watch?v=Wnzi3tI3mq8
http://www.youtube.com/watch?v=G5MdbTTz25g
http://www.youtube.com/watch?v=q9QdU9Bg_Bo
http://www.youtube.com/watch?v=zjHyVCUyg34
http://www.youtube.com/watch?v=EMI6EUTyVNs
http://www.youtube.com/watch?v=LSoRu_3px08
http://www.youtube.com/watch?v=6uTbPDTZiwo
http://www.youtube.com/watch?v=fSnKRvcibSQ
http://www.youtube.com/watch?v=WJMtq564fNE
http://www.youtube.com/watch?v=iUtPHnx9Xbk
http://www.youtube.com/watch?v=edSJ-bsx6JM
http://www.youtube.com/watch?v=J-DJDBtSEeI
訪問レポート(橋谷英徳牧師)
橋谷英徳牧師(中部中会・関キリスト教会)がツイッターで東北中会訪問の様子をお知らせくださいましたので、先生の許可を得て、ここに転載します。
3月21日(月)
「夕方には車で東北に向かう。さまざまな人たちが今回の僕たちの訪問のために祈ってくれ、準備をしてくれている。感謝。旅の無事を祈ってください。なによりも東北の教会を励ますことに用いられるように」
「雨の音が響いている。5時55分からは教会の朝の祈りの時刻。関キリスト教会では毎朝、祈り会が持たれる。その後、当分、入れないと思うのでお風呂に入ろう。」
3月22日(火)
「東北道です。今、福島県北上中 放射能を除けるためエアコン切りました 途中デコボコ多し。」
「仙台まであと1時間。高速道路のサービスエリアで休憩中。食堂などは通常どおり営業している。ここが被災地という雰囲気はない
。それにしてもみんなはぐっすり寝ている。」
「雪が時々降り始めた。ここは冬です。」
「お祈りありがとうございます 今日の1日の予定を終えて教会に戻る途中. 僕は執事活動委員会のメンバーと合流。みんな寡黙。 津波の威力の前に言葉を失っている.」
3月23日(水)
「4じに起床。昨晩は余震が何度もあった。」
「昨日あったことをメモ。午前中は仙台教会の吉田隆牧師からの近況の説明を受け,来たときのチームは分散。二人は東仙台教会のボランティア活動,一人は吉田牧師の働きのサポート、僕は大会の現地調査の働きに.」
「午前中,仙台教会の長老と訪問。3軒の家を訪ねた。長老たちの働きははっきりいてすごいです. 信者だけではなく、信者の知り合いのサポートもしている。支援とは何だろう
仙台のまちは見ためにはもう通常の生活にもどった感じ.でもほんとうにはそうじゃない」
「長老に連れられて行った方. 家と会社を津波で流された
「逃げた 何かが気になって取りに戻った人は死んでしまった」と。町内の半数はなくなった。僕はお話しさることをただじっと聞くしかなかった」
「長老は何が起こってるのかよく見抜いておられた 今回の地震は下(揺れ)からも,前(波)からも上(放射能)も襲ってきた
仙台弁で 人類の歴史の中で前例のない災害なのだ そう気づいたときに恐ろしかった」
「午後には亘理に。西先生たちのchチームと合流。信徒の方に安否の取れない方があるとの情報があったけれども無事確認」
「避難所に物資搬入。ここはみんなすべてを失った人がいるとこだからいくら物資があっても足りないぐらいと言われた」
「範囲が広いのでまちごとに状況やニーズがまったく違うよう.この町とあの町では違う
阪神のときにも感じた「落差」神戸と大阪のというか、あれと似たもの」
「盛岡を朝に訪ねて現在,八戸です。間もなく先生にお会いします
天気は雪.とてもとても寒いです。」
「陸奥市川駅 最北の地です。 教会の場所わからなかったら, なんとパトカーが先導して連れて行ってくださいました。おまわりさん,ありがとう\(^o^)/」
「青森市に来てます。今日の行程 仙台→盛岡→八戸→青森 青森は雪が降って積もっている。寒いです。」
「八戸の藤本先生ご夫妻、会えてよかったです。引退間際の先生たち、これまでほんとうに色んなことがあったのだろうな。夫婦で二人三脚でここまで困難にめげずに北の街でやって来られたことが伝わってきました。先生、「今被災者の方々に福音をなんとかして伝えたい」と。」
「吉田実先生が「行かなくてはわからないことがありますね」と車の中でしみじみと言われました。僕もしみじみと「そうですね」と。ほんとうにそう思った。先生たちに喜んでもらえてよかった」
「青森空港で西先生と、吉田実先生と別れる。二人は関西に帰還。僕一人、この北の国に残されたというわけ。なんだかさびしい、そう思った。」
「青森伝道所を問安。連絡が事前につかずに祈祷会に出席。みんなものすごく驚かれたよう。8名くらいの方々が祈祷会に出られていた。礼拝は15名くらいの人たちらしいので半数の方が祈祷会に出られていたことになる。喜んでもらえたみたい。9時すぎまで色んな話をしました。」
「青森伝道所の方に明日あさもう一度、来てくださいとのこと。8時に約束をした。教会の方々が来られるとのこと。なんだかうれしい、教会の皆さんと会えたのはよかった。ほんとにほんとに。」
24日(木)夜に橋谷先生と連絡を取った時には、東仙台教会におられました。石巻の白津先生のところにも行かれたそうです。
25日(金)は福島と白石に行かれる予定とのことです。
盛岡伝道所の他住会員の方が依然消息不明とのことで祈りに覚えてくださいとのことでした。
ドキュメント、2011年3月 横浜天王町商店街の救援物資が、仙台に届くまで
パート1、横浜〜宇都宮 横浜中央教会牧師 立石章三
3月15日
午前中:東仙台教会の立石彰牧師から、横浜中央教会牧師立石章三へTEL。「援助物資が届いていない避難所がたくさんある。何とかガソリンや食料を届けてもらえないか。」
夜 立石:宇都宮教会の馬栄烈(マ・ヨンヨル)宣教師へ相談。
マ宣教師:「すでに韓国の救援チームの調査隊、韓国教会のNGO Happy Nowが仙台へ向かっている。夜に到着する予定。このチームの通行許可書を宇都宮警察署で所得する手続きを私がしたから、私も許可書が取れるはず。閉鎖中の東北自動車道は緊急車両通行許可書があれば通れる。」
立石:関東の教会連絡網へ連絡。「仙台へ救援物資を送る方法あり。宇都宮教会へ支援物資を送れ。仙台への搬送可能性あり。」
3月16日
午前11 時:マ宣教師よりTEL。「通行許可書の可能性確実。私が仙台へトラックを借りて物資を運びます。」
11 時48 分:立石、近隣のT氏へTEL。「ガソリンを手に入れる方法はないか。」
13 時:立石、天王町商店街協同組合理事長を訪問。商店街にあるガソリン・スタンドで、優先的にガソリンを購入できるよう、推薦状を書いてくれと依頼。理事長OK。この推薦状を持って、保土ケ谷区役所を訪問。保土ケ谷区の推薦状を申請するも、「推薦状が通用するスタンドなどない」と拒否される。「いいえ、私は人の善意を信じます」と反論すると、「ガソリンが欲しいだけだろう」と罵倒された。次に保土ケ谷警察署を訪問。緊急車両通行許可書発行を依頼するも、「民間団体に発行すること不可能」との返事。
立石彰牧師よりTEL。「近所の避難所(300 人)に、ちくわ、かまぼこが届いているが調味料なし。味噌、しょう油、味りんなどが欲しい。」
13 時48 分:T氏よりTEL あり。「二時間並んで車(セダン)を満タンにした。宇都宮往復可能。」立石とT氏の二人で宇都宮行を決意。マ宣教師に報告。満タンになった車のタンクからガソリンを抜く方法を模索。容器にガソリンを移せれば、もう一回スタンドに並ぶつもり。またワンボックスのレンタカーを借りる算段を始める。
14 時30 分:立石、教会の近隣会員へ連絡、救援物資を要請。また「仙台へ救援物資を!」のちらしを30 枚印刷し、教会近隣の商店を訪問。大半の商店はちらしを快く受け取り。しかし一件だけ、「素人が行っても邪魔なだけ。売名行為だろう」との中傷も受ける。近隣のスーパーで食料を精一杯購入。
14 時37 分:教会連絡網からメールで連絡。「宇都宮教会のマ宣教師が仙台まで車で行く許可を警察から得ることができました。明後日18日朝にレンタカーのトラックで出発します。宇都宮教会に明日中に持ち込んでいただければ、物資を運んでくださるとのことです。可能な方は、ぜひご協力ください。」
16 時ころ:ラジオ牧師山下正雄教師から、「私も行く。横浜中央教会へ寄って、荷物を積んであげます」との連絡。
16〜19 時:教会近隣の3名が物資を教会へ搬入。
19〜20 時:祈祷会、5名出席。この地域の計画停電は実施されず。被災者と宇都宮行きを覚えて祈祷。近隣の2軒の教会から訪問客あり。献金と援助物資を受領。段ボール箱詰め作業開始。
3月17 日
9〜12 時:教会員5名、および11軒の商店より物資が届く。およそ段ボール15箱分。車1台では無理なことが分かり、急きょT氏も出発することを決定。人の善意の何とすばらしいことか!。商店街に声をかけ、出発式。
12 時30 分:到着した山下牧師(ミニバン、すでにかなりの物資、同乗者T・M)とT氏(セダン、同乗者立石章三)の車2台に物資を積み込み出発。横浜から宇都宮へのルートは、東北自動車道が閉鎖のため、首都高(三郷)常磐自動車道(友部)、北関東自動車道(壬生インターoff)、宇都宮教会。
13 時40 分:常磐自動車道の守谷SAでガソリン補給。1時間待ち。北関東自動車道沿線の民家は、地震のため屋根瓦が壊れ、各地で多くの家の屋根がブルーシートでおおわれていた。
16 時35 分:宇都宮教会到着。マ宣教師は東京の足立区で会議中。マ宣教師の奥様に連絡。上福岡教会の古澤純人神学生が待機中。5人で荷物を降ろす。すでに、上福岡教会と羽生教会の援助物資が相当量到着しており、トラックが必要。
17 時: マ宣教師よりTEL。「韓国大使館より、福島原発80kmより外へ非難するよう要請ありとのこと」。帰路の混雑を心配し、早々に宇都宮教会を出発。鹿沼市、宇都宮市内は停電中。信号のない交差点を突っ切り、北関東自動車道へ。東京に近付くにつれ、ビルの照明が明るく輝く。もっと節電したら良いのにとため息。
20 時:私の役目はここまで。往路と同じ道を通り、横浜到着。人の善意を信じて行動して良かった!!
宇都宮教会へ到着
パート2、宇都宮から仙台へ(ここからは古澤純人神学生のレポート 時間はおおよそです)
3月18日(金)
7 時10 分:馬栄烈(マ・ヨンヨル)宣教師、古澤純人、宇都宮教会にて祈祷し、準備開始。
7 時30 分:朝食をとり、トヨタレンタカーにて予約していたワゴン車(ハイエース)を借りる。
8 時10 分:宇都宮教会に戻り、17日に届けられた支援物資の積み込みを開始。かなりの量だったため、乗り切るか不安だったが、2台の車に全ての物資を積むことができた(宇都宮教会のご婦人、近隣にお住まいの方からも物資とお手伝いをいただきました)。
9 時30 分:積み込み完了。道程、給油ポイントの確認、現地についてからの行動を確認。当初の予定では、東北道で北上、那須高原SAで給油、高速道路に一般車は入れないので渋滞はないと予測、12時に仙台入り予定。
(約2時間走行)まず、仙台教会に物資を届け、仙台教会の吉田隆牧師から近況を聞き、その後、東仙台教会に向かう計画を立てる。しかしこのスケジュールは、その後どんどん崩れていった。
10 時00 分:マ宣教師の奥様に見送られ車2台で宇都宮教会を出発。マ宣教師の所有車(プレサージュ)を古澤純人が運転し、ハイエースをマ宣教師が運転。途中、ホームセンターにて追加で必要になったものを購入し、鹿沼ICへ。
10 時15 分:鹿沼IC料金所で警察官の検問。『緊急通行車両確認証明書』(取得日より1ヶ月有効)を見せる。警察官より「ごくろうさまです。がんばってください」と励ましの声!
11 時00 分:高速道路には車が思ったより多かった。自衛隊の輸送車が一番多く、緊急車両もあった。その中で、消防関係車が20台以上の隊列を成しており写真を撮りたかったが、運転中のため断念。支援物資輸送のための一般車やトラック、人的支援のためバスも多かった。道はところどころ痛んでおり、段差やひび割れ、土砂崩れによる車線規制あり。制限速度は時速50キロ。
11 時40 分:自衛隊車両・警察車両で混雑していた那須高原SAでの給油をあきらめ、安積PAで給油を試みるも「軽油は売り切れ」と言われ1つ先の給油所まで行くこととする。(プレサージュはレギュラーガソリン、ハイエースは軽油を使用)
12 時10 分:安達太良SA到着。給油所に10台くらい並んでいたが待つことにする。しばしの休憩。ここでも「軽油はない」と言われ、プレサージュのみ給油する。以後、給油ポイントがある度に問い合わせるが断られる。このあたりで高速道路を走っている車(トラックやバスなど)を考えると軽油の需要の高さに気づく。
13 時40 分:限界を感じ(マ宣教師によると燃料ランプがついてから50kmくらい走った)、国見SAでハイエースを残し、軽油探しの冒険が始まる。ここで無理をしていたら仙台まで辿り着けなかったかもしれない。
14 時20 分:白石ICで降り一般道へ。最初に見つけたガソリンスタンドに入る。給油待ちの列の最後尾が見えないほどで、且つ整理券を持っていなければ給油してもらえないことになっている。いつ売り切れるか分からないとのこと。事情をお話しし、緊急車両であることも考慮され、好意的に優遇してくださり給油することができた。マ宣教師が仙台教会の吉田隆牧師の車に給油しようと用意しておられた燃料(中身はガソリン10ℓ)をプレサージュに補給し、この空いたタンクに軽油を入れて国見SAまで戻る。
14 時40 分:国見SAにてハイエースに10ℓの軽油を補給し、先のガソリンスタンドにまだ軽油が残っていることを願いつつ戻り、再び給油してもらう。これで2台とも燃料満タン!
15 時00 分:仙台入り目前で作戦会議。時間を有効に使う(暗くなると作業効率が悪くなる)ため、別行動をとることとする。マ宣教師はプレサージュで仙台教会へ。古澤純人はハイエースで東仙台教会へ。その後、再び合流することになるが、ここからは報告者の行動を記す。
15 時20 分:立石彰牧師と連絡をとりながら、合流地点を目指す。途中、高架橋(仙台東部道路)を半分くらい走ったところで、「落橋の恐れがあるため通行止め」とされ引き返す。合流後は、立石彰牧師の支援活動に協力することとする。
16 時16 分:立石牧師と合流。この教会に避難しているNさん(自宅が津波の被害に遭われた)と三人で奥松島へ向かう。ここには壊れたNさんのご自宅と、立石牧師が物資を届けている避難所の1つがある。
16 時50 分:避難所に到着。場所は東松島市野蒜にある定林寺。高台にあり、幼稚園が併設されているので施設があり、避難所とされた。立石牧師が物資を届けているのは、行政からの支援がないため。3 月18 日現在、避難者約350名。建物の規模は不明だが、やっと1人1畳くらいを確保することができているという。ピーク時には500名を超え、避難してきた人の受け入れを断らざるを得なかったとのこと。避難しているのは、1歳に満たない赤ちゃんから90歳を超える方までの老若男女。報道されているように安否不明者が夥しく、Nさんが念入りに情報を集めようとしている姿が脳裏に焼きつく。避難所の状況はなかなか良くならない。疲れている者、重荷を負っている者、希望をもてない者、プライバシーは全くなく、いつまでこの生活が続くかも分からない。それでも、笑顔を見せてくれた。一人の方が気兼ねなく話しかけてきてくれ、不安なこと、将来の夢を語ってくれた。不自由のない生活が守られ、一日しかこの地にいない私のような者に。立石彰牧師と話している時には、笑顔が絶えず、静かな敷地に笑い声が響く。「今まで見てきた避難所の中でここが一番明るい」と立石牧師が教えてくれた。
一つの印象に残ったことを紹介します。高校3年生の男の子のことです。彼は高校卒業を控え、4月から横浜の専門学校に入学予定。一人暮らしのアパートを借り、引越しの準備をしていた時期に地震が起こり、津波に襲われ、自宅は跡形もありません。家には誰もいなかったが、全てを失いました。自宅があったという場所を、唯一持っていた携帯電話で撮った写真を見せてくれた。アパートは借りても、運ぶものがない。横浜に行く交通手段もない。自分が関東から来たということを伝えてあったので、つい「連れて帰ろうか」と言ってしまいそうになりながらも声には出せませんでした。すると、彼は「学校もないからちゃんと卒業できるかも分からないけどね〜♪」と笑いながら走っていきました。この状況でどうしてそう振舞えるのか。今を精一杯生きている姿に何も返すことができなかった。
17 時40 分:避難所を後にし、Nさんの自宅へ。津波被害にあった地域は自衛隊の働きによって瓦礫が運び出され、道路があった。車を止め、自宅に歩いて向かう。歩きにくいぬかるんだ土に木材が突き刺さり、流された車が逆立ちをしていた。自宅に着いたが、玄関から入るために自分の背丈以上ある瓦礫の山を一つ越えた。中に入ることができ、空からしか撮影されない津波の悲惨さを目の当たりにした。泥まみれのピアノ、原型をとどめていないあらゆるもの、1階の居間はほぼ全滅。建築基礎がしっかりしていたためか流されることなく、2階は生活していた様子がそのまま残っていた。立石牧師はこの中から、まだ使えるものを取り出そうとしている。そのためにまだ明るいうちに行動したかったのだ。最近使っていそうなものをいくつか運び出した。帰るころには真っ暗になっていた。
18 時30 分:東仙台教会に向け出発。帰り道に電気が通っていないことを実感し、障害物だらけの夜道を一人で歩いている高齢の方を見かける。危険な状況から1日でも早い復旧を願う。
19 時00 分:東仙台教会に到着。運んできた支援物資を搬入しているところにマ宣教師が到着。その間にNさんが、食事の用意をしてくださった。
20 時00 分:支援するつもりで来たが、Nさんに食事のお世話をしていただいた。現地に迷惑をかけることはしないようにしようと、マ宣教師と話してきたのだが、食事のメニューは、炊き立ての白いごはん・あたたかいみそ汁・根菜の煮物・サラダ・たらこ・いかおくら和え・納豆・青菜の炒め物。生鮮食品があることに驚いた。教会員の方がたまに売り出されるものを献品してくださるそうで、18日の朝、ある女性会員が届けてくださったものとのこと。この方は医療関係従事者で、この日は夜勤でした。食事をいただいた後、避難民の教会員の方が教会に戻ってこられた。東仙台教会では9名ほどが避難生活をしている。
21 時00 分:東仙台教会から宇都宮に向け出発。高速道路はおおむね順調。那須高原SAで最後の給油。行きと違い交通量は少ない。
23 時05 分:宇都宮教会到着。
「雀のお宿」を避難所として提供します。
緊急対策本部
(被災者受け入れ担当 禰津省一)
主イエス・キリストの御名を崇めます。
このたび中部中会執事活動委員会(拡大委員会)では、雀のお宿キリスト教会館を被災された方の避難所として提供するように取り計らってくださいました。感謝を持ってお知らせいたします。期間は原則として6月末までですが、3月28日の週から受け入れが可能です。
詳細は下記の通りです。雀のお宿へ避難を希望される方がおられましたら、鳥井一夫教師(☎/FAX 052‐751‐8360、Eメール torii@yagoto.org)まで、所属教会を通して申し込んでください。申し込みに際しては、避難を希望される方の氏名・性別・年齢・所属教会名(教会員家族や友人の場合、その教会員名とその関係も)を、お知らせください。受け入れが決まりましたら、具体的なことについて各担当の方と直接相談することになります。
記
1、名称・所在地
雀のお宿キリスト教会館(日本キリスト改革派教会大会雀のお宿キリスト教会館委員会が運営) 〒509−7201岐阜県恵那市大井町字奥戸2709−41
最寄駅 中央本線恵那駅(駅まで迎えに行く予定です)
2、提供可能な部屋
和室 計8室 十畳6室、十畳二間続きで2室、家族、グループごとの入居が原則
(収容上限40名)
3、設備
エアコン・ファンヒーター各室、ふとんなど生活必需品があります。
厨房・風呂は共同、入居当初は食事を用意します。
以上
なお不明な点がありましたら、被災者受け入れ窓口(禰津 075−983−1715)までお問い合わせください。 栄光在主
]]>1.本規定は、東日本大震災に際してのボランティアの派遣、および現地での活動への参加希望登録および参加について定めるものである。
2.ボランティアの派遣は、大会執事活動委員会「緊急対策本部」が行う。
3.ボランティアを志願する者は、下記の登録要件を満たすことを条件に参加希望登録をすることができる。
(1)参加希望登録をなす者は、20歳以上でなければならない。
(2)所属教会の小会(または宣教教師)の承認を必要とする。
(3)学生は、ボランティア参加規定に合意している保護者の同意を必要
とする。
4.ボランティア派遣に際し、参加者は以下の心得を守らねばならない。
(1)キリスト教会から派遣された者として、キリストの愛を伝え、実践する奉仕であることを覚え、それができるように祈る。
(2)自発性、善意性、無償性、先駆性、自己犠牲を伴うことを自覚する。
(3)緊急対策本部の指示、また、現地責任者の指示に忠実に従う。
(4)被災者のプライバシーを守る。
(5)災害時におけるボランティア支援マニュアルを参考にする。
ボランティアの定義やボランティアの参加心得として、ヤフーで検索できる、「ボランティア」、「支援マニュアル ボランティアとはなにか」のなかにある「災害時におけるボランティア支援マニュアル」を参考にすること。
5.参加者は、上記4の(2)に基づき下記の点を合意しなければならない。
(1)被災地へ派遣される登録者の交通費、日当、謝礼等は、一切支給されない。
(2)被災地での事故(病気、被曝、交通事故、盗難、過失による第三者への加害など)に際し、自分の責任において対応する。よって、これらに対応できる保険に加入していることが望ましい。
(3)登録しても、現地の必要性と合致しない場合、派遣されない。
]]>
3月20日(日)に教会で祈りのときをもっていただき、感謝しています。何もできないもどかしさを覚えるなかでも、祈ることができる恵みが備えられています。祈りは、キリスト者に許されている特権であり、使命です。
21日から緊急対策本部委員が、被災地を訪問しました。東北中会の各個教会と山形伝道所を除くすべての伝道所を回ることができ、最初のお見舞い金として20万円を届けました。詳しくは、改めて報告いたします。今回のニュースでは、ボランティアと避難所情報と物資に関して、近況をお知らせ致します。
1. ボランティアに関して
1)別紙のように、ボランティア参加規定ができました。
2)現地訪問により、改革派教会内においてボランティアが求められているのは、現時点では、教会員が避難している東仙台教会だけであることが分かりました。また、その働きは緊急を要するもので、この規定に従って、必要な人員が派遣されました。
3)被災地において、超教派の施設や一般避難所での必要性はあるかと存じますが、今はまだ派遣するルートが構築されていません。派遣できる環境が整うまで、しばらくの間、被災地のためのボランティア登録を見合わせます。ただし、雀のお宿でのボランティア募集は、中部中会の責任において、中会内だけで行われています。
2.被災者受け入れに関して
別紙のように、雀のお宿での受け入れが決まりました。その他、個人からの申し出もあります。詳しくは、禰津教師に問い合わせください。
3.物資に関して
1)現地で必要とされる物や輸送方法は、刻々と変わっていきます。吉田実教師(?078-691-0527、Fax078-691-3950)に問い合わせください。
2)馬栄烈教師(宇都宮教会)が、現在、物資運搬基地の役割を担ってくださっています。なお、吉田実先生との連携は、ただ今構築中です。
3)緊急対策本部設置と前後して、15日〜18日に東部中会有志により支援がなされました。その報告書(別紙)を紹介します。また、後日詳細をお伝えしますが、この他にOPC(ジャパンミッション)の支援が迅速になされました。緊急対策本部は、現地の必要を踏まえてなされたこれらの個別な支援に感謝しています。ただし、今後は事前にご連絡ください。久保田先生ご一家、教会員は無事。教会は特に被害なし。
3月20日(日)の礼拝は通常通り。
他住会員の方で連絡の取れない方がいます。建物に特別な被害はありません。礼拝堂入口の引き戸の滑り具合が多少気になる程度です。
盛岡市の被害自体が大きくなかったので、ライフラインは、今は大丈夫です。ただしガソリン不足のため、教会員の方の礼拝や祈祷会出席に支障を来しています。
教会の頭なる主イエス・キリストの父なる神の御名をほめたたえます。
去る3月11日(金)午後、東日本を巨大地震が襲い、多くの方々の生命が奪われ、甚大な被害が生じました。また、東北中会の諸教会をはじめとして多くの信徒の方々が被災されました。
現地の状況が伝えられるたびに被害の大きさと苦しみに胸の裂ける思いです。
既に大会執事活動委員会から「被害情報」?1、?2が発行され、被災者でもある大会議長・吉田隆教師からのメッセージも届けられたことと思います。そして、既に諸教会において13日の主の日や平日の祈祷会においても熱い祈りがささげられたことと拝察いたします。
この度、大会執事活動委員会から緊急援助募金を訴えることになりました。この開始日となる3月20日(日)、大地震によって被害を受けられた方々を覚え、改めて諸教会において祈る時を持っていただきたく、お願いする次第です。ぜひ、諸教会において実施していただきたく切にお願いいたします。
主の2011年3月18日
日本キリスト改革派教会
大会常任書記団
常任書記長 風間義信
下記のようにボランティア登録の窓口を設けています。但し、現地の状況は流動的です。来週、当該委員が現地に行き、状況を確かめます。派遣の有無や時期等に関しては、改めてお伝えします。なお、今回はリスクを伴うものです。現在、「ボランティア規定」を作成中です。現地に入るには、こちらで制限を設ける可能性があります。改革派の若い人の間で、ネット上でさまざま情報が流れているようですが、かってに動かず、必ずこの窓口を通して対応してください。また、救援物資に関しては、送る前に当該窓口に連絡し、許可を得てください(組織図を参照してください)。
豊川牧師 専用メール e-mail s-toyokawa@mbn.nifty.com
電話・FAX 高島平キリスト教会 03−3936−5987
日本キリスト改革派教会 緊急対策本部 委員長 遠山 信和
大会執事活動委員会は、この度の東日本大震災を受け、別紙の通り緊急対策本部を設置し、ただちに緊急援助募金を行います。今回は、期間を6月末日と区切った第一期募金で、被災地の方々の生活支援を当面の目的としています。改革派信徒の支援は勿論のこと、地域の被災者の支援や超教派的な支援のためにも多くを用います。
なお、本格的な復興のための継続的な募金の期間と規模につきましては、後日作成いたします支援計画とあわせて、改めてお知らせします。また、献金状況と支出報告等につきましても、随時皆様にお伝えしていく予定です。
今後、改革派を始めとする被害の大きい太平洋沿岸諸教会の会堂と会員宅の損壊修理のための経済的支援が重要になるものと思われます。また、余震や原子力発電所の状況も予断をゆるさず、避難地域の拡大とそれに伴います支援の必要も予想されます。皆様のご加祷とご協力とを重ねてお願いいたします。
募集期間 2011年3月20日〜2011年6月末日まで(第一期)
ゆうちょ銀行 「大会執事活動委員会」宛 振替 00210-4-65619
埼玉りそな銀行 「(宗)日本キリスト改革派教会」宛
ふじみ野支店(674)普通 0614356
※ 通信欄に必ず「東日本大震災」と明記してください。通信欄が使えない振り込み、及び埼玉りそな銀行への振り込みは、事業会計担当 木村恭子(smile-kyoko@live.jp) まで、その旨ご連絡ください。また、領収書は原則として発行しませんが、必要な場合はメールでご連絡ください。
東日本大震災による被災地支援のための組織再編のお知らせ
大会副議長 岩崎 謙
大会常任書記長 風間義信
大会執事活動委員会 遠山信和
3月15日に書記団と大会執事活動委員会(陪席:元・阪神大震災現地対策本部委員)が集まり、今後の対応について協議し、委員会外の方も登用し大会執事活動委員会のなかに「緊急対策本部」を組織しました。その主な務めは、情報収集と発信、募金の管理と分配、具体的な支援の実行です。募金窓口が開設され、別紙のように趣意書が作成されています。支援は、現地での働きと避難される方への対応との両面から方策を練っています。
その後、大会執事活動委員会から要請があり、拡大緊急対策委員会が設置されました。現地の状況は、時々刻々、変わっていきます。そのなかで多くのことを迅速に決める必要があります。同委員会は、緊急時の意志決定にあたり、また、教派を代表して国内外との連絡に当たります。対策本部の陣容も含め、全体の組織を再編しました。
吉田隆大会議長は、幸いなことに怪我等はありませんでした。これからも、議長の重責を担って頂きます。しかし、仙台市若林区という被災の中心地に居住しておられます。議長が被災された方々を目の前にした霊的な奉仕に尽力できますように、大会としての対応を整えました。また、仙台キリスト教連合会(カトリック教会を含む)という超教派組織の長として、さまざまな教会の支援に当たっておられます。被災地にあって労しておられる先生方のために、東北中会と東関東中会のために、どうか、お祈りください。
また、今回は地震だけでなく、原発の危険とも向き合っています。このようなときだからこそ、秩序だった支援を行いたいと願っています。アドレスが、組織表に記載されています。支援を考えておられる方は、まず、当該担当者に問い合わせください。なお、議長への直接の連絡は避け、常任書記長を通して問い合わせください。
「拡大緊急対策委員会」
委員長 風間義信(常任書記長、国内連絡、議長との連絡)
副委員長 岩崎 謙(副議長、広報担当)
委 員 西 牧夫(大会執事活動委員会書記、緊急対策本部書記)
福井召一(東京恩寵教会長老、仙台教会出身)
芦田高之(外国教会関係委員会書記、海外連絡)
国内関係:問い合わせ先 風間義信
外国連絡:問い合わせ先 芦田高之
「緊急対策本部」
委員長 遠山信和
書 記 西 牧夫
会 計 委員会会計 木村恭子
事業会計 木村恭子(国内募金:問い合わせ担当)、杉山昌樹
福井召一
募集期間 2011年3月20日〜2011年6月末日まで(第一期)
【国内】ゆうちょ銀行 「大会執事活動委員会」宛 振替 00210-4-65619
埼玉りそな銀行 「(宗)日本キリスト改革派教会」宛
ふじみ野支店(674)普通 0614356
【海外】Account Name : NOBORU NOMURA
Beneficiary Address : 1-22-8 Uenosaka,Toyonakashi,Osakafu,JAPAN
Multimoney Account Number : 92575001
Account Type : SAVINGS
Bank Name : CITIBANK JAPAN LIMITED
Bank Address
: 2-3-14 Higashi-Shinagawa,Shinagawa-ku,
Bank Address-Country Name :
SWIFT BIC Code : CITIJPJT
情 報 担当責任 岩崎 謙
収集(各中会の支援状況、安否と被害状況の情報管理、問い合わせ先)
東北中会 貫洞賢次
東関東中会 持田浩次
東部中会 千ヶ崎基
中部中会 木下裕也
西部中会 禰津省一
四国中会 松田基教
配信(作成・発信)
ニュース等作成 岩崎 謙
英語翻訳 L.スパーリンク
メール配信他 酒井啓介
支 援 担当責任 西 牧夫
現地取りまとめ:吉田隆(現地での組織的な対応はこれからです)
現地連絡:西 牧夫、唐見敏徳、鳥井一夫、橋谷英徳、山中恵一
救援物資:吉田 実
ボランティア登録:豊川修司
現地に行くだけでなく、後方支援等のさまざまな働きがあります。
被災者受け入れ対応:禰津省一
被災した改革派信徒の受け入れ等は、まだ具体化していませんが、
情報収集の窓口を開き、可能性を探ります。
※教会宛の文書には各担当者のメールアドレスが記載されていますが、このブログでは削除させていただいています。各担当の連絡先がお知りになりたい場合は、このブログの管理者blogkanri@infoseek.jpまでご連絡ください。
日本キリスト改革派教会大会執事活動委員会「緊急対策本部」
慰めと希望の主イエス・キリストの御名を崇めます。
3月14日(月)に送付しました。「東北地方・太平洋沖地震に関する被害情報」?2以降の「被害情報」を送付します。
*この被害情報は、大会常任書記長・風間義信先生の委託を受けて、大会執事活動委員会「緊急対策本部」が提供するものです。各中会の情報の窓口と問い合わせは、各中会の担当者(東北、東関東、東部、中部)が行い、大会執事活動委員会「緊急対策本部」に集約されることになりますので、よろしくお願いいたします。詳細は、「東日本大震災による被災地支援のための組織再編のお知らせ」(別紙)をご覧ください。
主にありて
東北中会
札幌伝道所(北海道札幌市:貫洞賢次先生)
特に被害なし。
青森伝道所(青森県青森市)
会員は無事。
八戸伝道所(青森県八戸市:藤本千春先生)
会員無事。3月11日夜「停電の中、水だけが来ているので、ロウソクの光で過ごしています。余震がひどく、津波も来ていますが、ここはまだ高台なので大丈夫です。電話やメールなどの通信網が使えないので、被害状況はまだ分かりません」(電話連絡)。
3月13日(日)「今朝5時電気が来ました。やっとテレビで情報見ることが出来ました。電話もつながりました。こちらは恵みによって無事礼拝を行いました。昨日求道者や会員を訪ねて行きましたが、無事でした。町は津波で泥が堆積し、車が流されてあちこちに集まっていました。海岸通りが大変でした」(メール連絡)。
六戸伝道所(青森県上北郡六戸町)
会員無事。特に被害なし。
盛岡伝道所(岩手県盛岡市:久保田証一先生)
久保田先生ご一家、教会員は無事。教会は特に被害なし。
石巻伝道所(宮城県石巻市:白津景蔵先生)
白津景蔵先生ご一家は無事、蛇田小学校に避難。教会堂は部分的に水没し、損傷ひどし。
3月20日(日)礼拝は通常通りではない。
19日現在、教会の近くの私立蛇田小学校の避難所での生活をしておられます。
石巻伝道所は、床上まで水につかり、牧師館の外壁が崩落しました。
所有していた衣類や書物などの多くは使用不可能となり、現在も電気、ガス、水道は来ていない状況です。
避難所での生活は、これまでは飴やチョコレートのようなものだけでしたが、昨日(18日)にはおにぎりを一ついただくことが出来たという状況です。
仙台教会、仙台栄光伝道所、福島伝道所、白石契約伝道所(吉田隆先生)
現住会員の安否確認について、いずれも全員無事員。3月20日(日)の礼拝の持ち方 は通常通りではない。
仙台:略式の礼拝形式で特別の説教を行う予定。聖餐式は物資が確保できないため中止。また、午後は支援物資の配分・会堂の片づけ・今後の打ち合わせ等。夕拝は休み。
栄光:略式の礼拝形式で長老による特別の奨励を行う予定。午後は、これからの打ち合わせ等。
福島:集まれる方で礼拝。説教は、栗原教師候補者がファックスで送信。それを読み上げる形で。
白石:集まれる方で祈祷会。
(祈りの課題(共通))
・教会員の生活と健康が守られるように。
・今後の教会と教会員の歩みのためによき導きが示されるように。
・教会がどう支援活動に関わっていけばよいのか、よき知恵が与えられるように。
(教会のご様子、必要なものなど)
仙台市内:支援物資は次々と集まってきていますが、それをどう用いたらよいのかがこれからの課題です。来週初めに大会執事活動委員会代表と市内牧師とで会合を持つ予定。
仙台カナン教会(仙台市:吉岡契典先生)
現住会員は無事。3月20日(日)の礼拝は通常通り行う。3月13日は牧師が司式をし、教会に避難されていた一般の方々と共に、20名ほどで礼拝を守りました。
(祈りの課題)
・高齢の方々の地震後の体調維持のため。
・避難所の働きを終えた教会がこれからより用いられていくために。
(教会のご様子、必要なものなど)
教会員は皆無事であり元気です。スーパーに並ぶことができず、物資調達の困難の方々に向けて、教会として援助物資を届けることが出来ればと願っています。ガスの復旧には最低でも3ヶ月はかかる見込みで、風呂に入れない状態が続いています。老人や子供の体調管理が課題となります。今後、電気で多量のお湯を沸かすことのできる電気温水器があれば、有用だと思われます。
東仙台教会(仙台市:立石彰先生)
教会に避難してきた教会員避難生活。礼拝は通常通り。
北中山伝道所(仙台市:坂本紀夫先生)
現住会員は無事。3月20日(日)の礼拝は通常通り。
(祈りの課題)
・会員の霊性と身体的健康が守られるように。
・求道中の方々が新たな思いで礼拝に集えますように。
・教会が心を一つにして立ち上がり、神の栄光を現せるように。
・損傷を受けた教会堂が余震で崩れないように。そもそもカナダからの輸入資材によってアメリカ人のボランティアが建築した建物なので、日本の耐震基準よりずっと簡略な造りです。
・ほとんどの会員が車で教会に集います。燃料が確保できるように。
既に、遠くにお住まいの方から交通手段の問題で欠席するとの連絡が入っています。
・美容室を経営している姉妹の店の水道が復旧していません。
営業再開の道が速やかに与えられますように。
・教会関係者が普段の生活に速やかに戻れますように。
・日用品が不足する中、ショッピングにおいても主の証人となりますように。
・会員の中には、いまだ行方不明のご親族を持つ方がおられます。お祈り下さい。
仙台めぐみ伝道所(仙台市:尾形秀夫先生、魚本マーレー先生、カミングス先生)
現住会員(9名)は無事。客員4名全員無事、子供2名無事、求道者(定期的礼拝出席)成人1名無事。3月20日(日)の礼拝は通常通りの仕方で守ります。
(祈りの課題) 祈りが一番の支えです。お祈りください。
(教会のご様子、必要なものなど)
▽15日〜16日 関東(OPCメンバー、奉仕者による)から送られてきた物資到着。
・会員、仙台市内の一部教会、沿岸部避難所へ配布
▽19日 関東(OPCメンバー、奉仕者による)から新たな物資到着予定。
▽物資が届いても、搬送のガソリン不足。
亘理伝道所(宮城県亘理郡:林茂雄先生)
林先生ご夫妻は無事。会堂・幼稚園は被害なし。林先生のお宅の屋根が損傷。
山形伝道所(八重樫和彦先生)
八重樫和彦先生ご夫妻と会員無事。建物も特に被害なし。
東関東中会
ひたちなか教会(李康憲先生)
会員たち、その家庭、皆無事。教会堂も大丈夫。先主日(3月13日)の礼拝も、水曜日の聖書学び会、祈祷会も通常のように守られた。ただ、未だ断水の状態、毎日、市内の井のある所を探して、水汲み。車ガソリン不足の問題は、すべての地域の問題。しかし、被災地の人々の苦しみを考えると、これくらいの不便は、不便でもないと思いながら、がんばっている。
稲毛海岸教会(三川栄二先生)
液状化の影響が教会員の生活に直結。場所によっては依然として下水が使えず、仮設トイレや近隣の施設を利用。断水のため、給水を受けて重い水を運ばなければならない。計画停電のため、高層マンションを階段で昇り降りしなければならない等、生活上の不便あり。どの店にも生活必需品が入手困難、ガソリン不足。ただ、東北のみなさんのご苦労を考えたら、たいしたことではないと、皆さんがんばっておられる。
こうした生活上の困難と共に、教会としては、遠隔地にお住まいの方々に関して、計画停電のため京葉線が時間帯によって止まり、ガソリンも不足のため、礼拝、祈祷会に出席できず。今週の伝道礼拝は、いつもの半分くらい、祈祷会は3分の1ほど。ただメールなどを通じて、とにかく生活を確保し、無理はしないように、可能であれば近隣の教会に出席するなどして、信仰生活を守るようにと呼びかけ。そして、たとえ離れていて、また共に集うことはできなくても、「わたしたちは一つ」であることを伝える。いつの日か、また再び、顔と顔を合わせて共に集い、主に賛美を捧げることができる日を祈りつつ、それまでは、とにかく集まれる者たちが、集まれない者たちの分も賛美し、祈り、励まし合おうと語り合っている。お祈りを感謝。
花見川キリスト教会(潮田佑先生)
特に被害なし。
筑波みことば伝道所(宮崎彌男先生)
地震当日は、強く長い揺れのために、とっさに教会の庭に出たが、隣家の屋根瓦が駐車場にがらがらと落ちてきて、地震の強さに驚く。しかし、幸い、車はちょっと外れたところに停めてあったので無事。その夜は打ち続く、強い余震のため、一睡もできず。また、水が2日間ばかり断水、主の日礼拝時のトイレを心配したが、隣家の井戸からバケツに何杯かいただく。教会堂内部は、テレビが床に落ちてひっくり返る。他は、礼拝堂の暖房機が故障したくらいで、大した被害はなし。牧師夫婦も会員の方たちも、けがをされた方はだれもなく、ほぼすべての方の無事確認。ただ高層マンションで、強い揺れに恐怖を感じた方や、教会に来るためのガソリン取得のために早朝から並ぶ必要のあった方など、色々と大変なことがあり。中会・教育委員会の判断で、3月27日〜28日、つくばを会場に計画されていた「春のミッショントリップ」(中会の青年たちによる短期宣教奉仕・トラクト配布等)が延期。
千城台教会(高瀬一夫)
牧師館の書籍や教会図書の書籍そして家内の本箱がかなり散乱。食器もかなり壊れるが、夫婦二人とも無事。教会員の特に独居夫人の安否確認をしまして11日夜までに全員の無事確認。13日の礼拝、連絡のつく全ての方々が礼拝出席。
当日笠森の墓地清掃が計画されていたが中止、27日に延期。千城台教会は震度5強で建物が危険といわれていたが(専門家の診断)、まさしく今回震度5強で守られた。13日の礼拝前余震が続いていましたので長老と私の判断でゆれがあった場合、緊急に建物の外に出ることを確認の上礼拝を始めるが、礼拝中の余震はなし。礼拝後ただちに今回の被災された方々のために祈祷会。13日から18日まで有感の余震は数え切れない。家内は12日土曜日から風邪のため礼拝に出席ず、17日まで起き上がることが出来ず。しかし、会員方のご連絡で千城台教会の全てのご家庭が守られている。ただ多くの会員方の親戚、知人、友人が福島、宮城、岩手に居られて心配。
銚子栄光教会(小林義信先生)
銚子栄光教会と萌保育園については物的・人的損害はなし。ライフラインは全て問題なし。ガソリンの入手困難だけが問題。
勝田台教会(代理牧師 横田隆先生)
図書・文書の散乱、EVの停止程度で大きな被害はなし。 只、牧師館の屋根の瓦が少し、はがれ、工事屋に修理を依頼したが、資材(ビニールシートなど)がなくそのままの状態。雨が降ると雨漏りするかも知れません。会員の中には、断水の被害にあっている方もおられますが、おおむね問題ありません。13日の礼拝もまもられた(説教:石丸 新先生)。
船橋高根教会(小峯明先生)
特に被害はなし。なぜか、今のところ計画停電からも除外。救急病院が近隣に複数あるためかもしれない。
松戸小金原教会(関口康先生)
(1)教会員は全員無事です。(2)会堂のエレベータの昇降装置が故障しましたが、修理済みです。(3)松戸市や柏市などのガソリンスタンドは長蛇の列です。物資の買い占めが続いています。交通機関も混乱しています。(4)計画停電は、予告どおりに行われず、教会周辺地域はまだ一度も行われていません。(5)下記の連絡を教会員宛てに送付。
(1)日曜学校は「自宅待機」。(2)主日礼拝は行います。しかし、ガソリンの心配がある方々には、自動車を使わないで行くことができる近隣の教会(教派問わず)に出席いただくことをお勧め。当教会の礼拝音声は、すぐにインターネットに流す。(3)週報は作成。欠席された教会員の中でメールを使っておられる方々には、メールに添付して配布。(4)予定していた「東北伝道自由募金」は延期。(5)予定していた「第一回教会勉強会」(主題「礼拝と祈り」)は中止。とにかく、どうか無理しないでください。みんなの祈りと力を合わせて、いまの危機を乗り越えて行きましょう。東北地方や関東地方の直接の被災地におられる方々のためにも、松戸小金原教会の皆さまのためにも、お祈りしています。栄光在主。2011年3月18日。
湖北台教会(岡本恵先生)
本震の日は、教会は、書棚の書籍、机の上の書籍が床の上に落ち、ロッカーの扉が開いて中の物が床に落下。しかし、教会のガラスが割れ、どこかが傷む事はなし。会員の方々や求道者の方々のお宅も当日は、物が床に散乱した状態になったが、その後は、余震が続く中ですも守られている。しかし、会員の方の中には、屋根瓦が落ちたり、ずれたりして、修繕をしておられる方もあり。計画停電もいつ来るのか、という待機の緊張の中にあり。ガソリンがなく、販売している店は、長蛇の列で、食品の店も、品不足。なお、今のところ、断水はなし。交通機関の不便さや、ガソリン不足、家の片付けなど、さまざまな理由で、3月13日(日)の礼拝、3月17日(木)祈祷会の出席者は減少。予定していた集会も休会。また、福島県から避難して来られる方々の受け入れの準備をしておられるご家庭もあり。被害が大きい地域の方々のために祈っている。
三郷教会(持田浩次先生)
会員は無事でした。食器が割れたり、本棚が崩れた程度。断水や停電はなし。ガソリン不足のため、遠方から車で礼拝に来られる方々で出席できない会員あり。
]]>東日本巨大地震被災救援のための「緊急対策本部」発足の御報告
大会執事活動委員会
3月15日に書記団と大会執事活動委員会(陪席:阪神大震災現地対策本部委員)が集まり、今後の対応について協議し、「緊急対策本部」を組織しました。阪神大震災時は、大会執事活動委員会とは別に現地対策本部が設けられましたが、今回は大会執事活動委員会のなかに「緊急対策本部」を設け、大会執事活動委員会以外の方々にも入っていただきました。なお、吉田大会議長は、被災下のなかにあり出席できませんでしたが、幸いなことに電話が通じており、了解を得てご報告しています。
今回は、「緊急対策本部」が組織されたことの報告に留め、別途、20日の日曜日に間に合うように、募金口座名が記された募金趣意書をお届け致します。また、支援のあり方は、現地の方々への支援と避難場所確保の両面から検討中です。現在は、交通が分断されており、また、予断を許さない緊迫した状況が続いています。現地の方々と密接に連絡をとって、方針を定め、改めてお知らせ致します。
これから、大会執事活動委員よりさまざまなお願いをすることになるかと存じます。議長と書記団と密接に連絡をとって対応いたしますので、ご加祷とご協力のほどを、教派を挙げて宜しくお願い申し上げます。
「緊急対策本部」組織
委員長 遠山信和(総括、大会議長書記団との連絡他)
書 記 西 牧夫(各部門との連絡他)
会 計 委員会会計 木村恭子
事業会計(募金の窓口と管理、問い合わせ対応)
国内からの募金 木村恭子
海外からの募金 外国教会関係委員会
(依頼中:未定)
情 報 収集(安否、被害状況、必要なもの、問い合わせ先)
東北中会 貫洞賢次
東関東中会 持田浩次
配信(ニュース等作成発信) 岩崎 謙
英語翻訳 スパーリング
インターネット情報 山中恵一
海外教会対応 外国教会関係委員会
救 援 現地での活動:貫洞賢次、坂本紀夫、立石 彰、
吉岡契典
現地との連絡:西 牧夫、唐見敏徳、鳥井一夫
救援物資とボランティアの窓口:吉田 実