緊急対策本部ニュース No.14

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    緊急対策本部ニュース No.14

    2011年6月4日(土)

     

    東日本大震災緊急援助募金(第一期募金)報告

     

      皆様からのお祈りと共に届けられる第一期募金は、5月末で終了しました。61日現在、46,962,623円が献げられています。日本長老教会や神戸基督教改革宗長老会からも届けられていますことを、ご報告いたします。また、感謝なことに、現在も送金は続いております。6月6日付分までのものを第一期募金額として確定し、臨時大会に報告いたします。

    ところで、ニュースNo.11で、「残余金または不足金が生じた場合、いずれも第二期募金に引き継がれます」、とお伝えしていました。第一期募金目標額60,000,000円への不足金補填を含め、臨時大会にて募金について審議する予定です。その際、中長期的視野に立つ第二期募金案とするか、今年度定期大会までの第一期募金補正案とするか、関係者で調整して臨時大会に備えたいと考えています。

    6月7日以降の届けられる募金に関しましては、新たな募金が始まるまで、今までの口座に一時プールしておきます。口座窓口は、閉鎖されることはありません。募金の必要は続きますので、引き続きご協力を宜しくお願い致します。

     

     

    東仙台教会におけるボランティア報告(文責:立石彰 東仙台教会牧師)

     

    教会の頭であられる主イエス・キリストの御名を賛美いたします。力強い祈りと尊い献金によって東仙台教会のボランティア活動を支えてくださっている兄弟姉妹の皆様に心から感謝しつつ、現在行っている活動について報告させていただきます。

    現在、私たちは東松島市東名(とうな)地区でボランティア活動を行っています。東名地区は、東仙台教会の会員が住んでいる野蒜(のびる)という町の隣にあり、東仙台教会からは車で約45分です。この町は石巻と同じように津波の被害を大きく受けた地域ですが、行政のボランティアがなかなか 派遣されてこない地域でした。もともと200〜300世帯が暮らす小さな町でした。現在は、住民の半数以上が他の地域に引っ越したり、仮設住宅が当たるのを待ちながら避難所や親戚の家で生活しているため、町に住んでおられるのは100世帯もないと思われます(執筆者個人の感想)。

    東名地区での活動は、4月14日(木)から始まりました。それまでは救援物資の配達、石巻伝道所の清掃、野蒜の会員の家の清掃等が活動の中心でした。ほとんど毎日この東名の町を車で通り過ぎて野蒜や石巻に向かっていました。4月14日に何人かのボランティアの青年たちと一緒に、一人で家のヘドロを出していたおじさんに、「何か手伝えることはありませんか?」、と声をかけたのが始まりでした。

    地震直後から火事場泥棒やボランティア詐欺(「ボランティアです」と名乗って家の中に入り金品を盗む)が出没していたこともあって、最初は警戒されました。駐車場や側溝にたまったヘドロを取り出す作業などを頼まれましたが、数日後には家の中の作業も頼まれるようになりました。そして、そのお宅の隣の家、向かいの家、友人の家、親戚の家と、活動が少しずつ広がっていきました。これまでに30軒以上の家で様々な作業をしてきました。

    作業の具体的な内容は、だいたい以下のようになります。

    敷地内(主に庭)から瓦礫を道路に出す→行政が回収してくれる。

    家の中の瓦礫や使用できなくなった家財道具を外に出す。

    家の中のヘドロを取り出す。

    大工さんの指示を受けて、壁・畳・床板・フローリングをはずす。

    床下に潜り込んでヘドロを取り出し、消毒用の石灰を蒔く。

    コンパネ(板)で仮の床を張る。

    庭や花壇のヘドロを取り出す。

    側溝(下水)に詰まったヘドロを取り出す。

    ヘドロに浸かった食器の洗浄や、アルバムなどを拭く等の清掃。

    割れたガラス窓の代わりにコンパネを張る。

    すべての作業をどの家でも行うわけではありません。ほとんどの作業がすでに終わっている家もあります。逆に、最近になってやっと元気になり、被災した自分の家を初めて見に来た  という方もおられます。また、普通に家で生活はしているけれども、床下のヘドロはそのまま残っている場合もあります。

    「3月11日の津波から一ヶ月以上も一人で家の掃除をやり続けてきて、もう体力的にも精神的にも限界でした」、「津波で死ぬのも地獄だが、生き残ってしまい、これから生きていかなければならないことも地獄です」、「やらなければいけないことが目の前に山ほどあるけど、一人では何も手をつけることができなかった」というような言葉を聞き、≪今、私たちは、この地に、この人のもとに、イエス・キリストから遣わされているんだ≫と素直に信じて活動を続けて  います。

    最初、目の前にいる人は、単に「被災者の一人」でした。その方が体験したことも、その方が今生きている現実も「一人の被災者の体験、現実」でしかありませんでした。しかし、数日間同じ方の家で作業を続けていく中で、その方といろいろな話をして、「○○さん」という名前を覚え、その方と仲良くなってくると、津波の日にその方が体験した出来事や、今その方が  生きている現実が、まったく違った鋭さをもって心に迫ってくるようになります。

     

    「私は、明日も明後日も、この町で、この家で暮らすんです」。遠い仙台の地からやって来て、活動を終えて自分の町と家に帰っていく私たちに、そう話してくださった方がおられます。うまく  説明できませんが、心にひっかかっている言葉です。

    今、教会の方々とも、ボランティアの青年たちとも、対策本部の先生方とも相談しながら、   今後の活動のことについて考えています。もし、できるならば、東名の地区に住む方々の   「明日」や「明後日」に、少しでも、ほんの少しでも寄り添っていくことができればと、     祈りつつ、道を探っています。

    (備考:教会宛のメールには、ボランティア活動の写真ファイルが添付されています。)

    (ブログ管理者より:写真についてはできる限りブログにアップできるように調整中です)


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