緊急対策本部ニュース No.13
緊急対策本部ニュース No.13
2011年5月28日(土)
東日本大震災緊急援助募金について(第一期募金、締切:5月末)
第一期募金は、5月23日現在 38,013,185円 寄せられています。外国からの募金は、欧州日本語キリスト者青年リトリート、Open Eyes Mission(フィリピン)、ワシントン日本人キリスト教会、Reformed Church INALA(オーストラリア)、Woodlawn Church(アメリカ)、その他、カンボジアやオーストラリアの個人の方からも、届いています。
支出としては、自給開拓伝道の教師支援、現地教会対策費、支援委託金(亘理・盛岡・新浦安・ひたちなか)、ボランティア費用(東仙台教会)など、約350万円、ありました。また、被災が甚大な自宅損壊等の信徒の方に支援金をお渡しすることも始まっています。
支援金の分配について
対策本部現地調査委員が、5月24日に東洋宣教伝道所と筑波みことば伝道所とを訪問し、目視による被災教会調査はすべて終わりました。被災教会への支援金は、緊急の修理を必要とする場合を除き、臨時大会に提出される報告書に基づき、その後に支出されます。
被災信徒への支給は、3月26日にお伝えした通り、家屋全壊と半壊等、生活の拠点を失った人に対する緊急支援申請が軸となっています。また、被災調査表を提出していただくことにより、それと比べると小さな被害であっても、地震後にさまざまな支出を強いられ、経済的に大変な思いをしておられる方々にも、支援金は広く届けられます。今回の被災は、地理的に広範囲で多くの方々におよんでおり、物損によるもの以上の心の痛みをもたらしています。募金によって、国内外の兄弟姉妹からの祈りと支援の気持ちを、支援金に託して被災された方々にお届けできるようにと願っています。また、募金の分配が祝されますように、申請手続と支援金受領手続における個人の秘密の保持について特にご留意くださるよう、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
祈りをもって献げられた募金が、感謝のうちに分かち合われ、キリストの祝福が豊かに満ちあふれますように。
「ボランティア体験者、振り返りの会」報告(文責:豊川修司教師)
26日(木)夜、6名の体験者が東京教会に集りました。その中の松島での一端を紹介します。
ボランティアが何日も通って清掃した家の夫婦が、翌日、東京へ避難することになりました。その前日、夕方まで作業を続けていると、奥さんが泣きながら『なんでここまでしてくれるの』としきりに訴えていました。その泣き声は、縁の下で作業をしていた泥まみれのボランティアに届きました。みんなで輪になると、奥さんは『本当にありがとう』と、また『なんでみんな、ここまでしてくれるの』と言うのです。すかさず、山中先生が『僕は牧師だし、みんなクリスチャンだから……としか言えませんけど……』。その後、山中先生が深いお祈りを献げると、奥さんは大泣きしながら、『震災後、今まで一度も泣いたことがなかったのに、今日、心の底から泣きました』と。(ここは、教会から車で約1時間、東松島市東名地区です。)
東仙台教会は、東名地区の被災者一軒一軒の人とのつながりを大切にしています。それは、東仙台教会(立石彰牧師)の伝道の姿勢であり、ボランティア継続の原点になっています。
- 2011.05.28 Saturday
- 緊急対策本部
- 20:18
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- by 日本キリスト改革派教会 大会執事活動委員会